名古屋に残って自主トレを続けている山本昌と岩瀬。27日には一緒にキャッチボールやランニングをこなした。
よく見ると常に何か話しながら練習している。その内容は腕の振り出し方、右足に体重をためた後の動き出し方など、投球フォームに関するもののようだ。かたや26年目の大ベテラン、こなた10年連続50試合登板のリリーフ王。既に極めているのでは、とも思うが山本昌いわく「僕も通った道だけど、岩瀬はいろいろ悩めるお年ごろなんですよ」。
科学の進歩に限界がないように、野球技術も「これでいい」という終点はないのかもしれない。いや、2人とも常に「より良い」を求め続けてきたからこそ、長い期間にわたって活躍できるともいえる。飽くなき探求心が、その原動力なのだ。 (中村浩樹)
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