野球の北京五輪アジア予選決勝リーグ(12月1日開幕、台湾)を控えた日本代表の合宿3日目が14日、宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎で行われた。
アジアシリーズを制した中日の川上、岩瀬、井端、荒木、森野の5人が合流した。川上、岩瀬の両投手はランニング中心の軽めのメニュー。井端は中日の定位置と同じ遊撃に入り、荒木は二塁と中堅、森野は一塁で連係プレーなどの練習に参加し、精力的に動いた。
投手では巨人の上原や日本ハムのダルビッシュ、ロッテの成瀬らがブルペン入り。ダルビッシュは予選2戦目(12月2日)となる韓国戦の先発が有力視されているが、星野監督は「韓国は左打者が多く、左腕の成瀬の先発も選択肢の一つ」と語った。
また、星野監督はサンマリンスタジアム宮崎と同じ敷地内にある、ひむかスタジアムで秋季キャンプ中の巨人・原監督から表敬訪問を受けた。【田中義郎】
○…星野ジャパンのユニホームに初めて袖を通した中日の荒木が二塁と中堅の二つのポジションを無難にこなした。投手と内野手の連係プレーで本職の二塁に入り、内野と外野の連係プレーでは中堅で軽快な動きを披露。「去年も外野で試合に出場し、中日で最初にレギュラーを取ったのも外野。今日は動けた」。合流前、二塁と外野用のグラブを用意するよう指示されていたという。山本守備・走塁コーチは「終盤に代走で出場し、(外野を)守るケースもある」と構想を明かした。
(毎日新聞)