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20 . September
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19 . October
<巨人2-5中日>◇18日◇東京ドーム

 してやったり!! 中日落合監督が“奇襲”で大事な初戦をとった。巨人とのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ第1戦の先発に、阪神との第1ステージ第2戦(14日)に救援登板した左腕小笠原を中3日で起用。山井ら右腕の先発を予想して左打者をズラリと並べた巨人重量打線を5回1失点に抑えた。打線もウッズの2ランなどで援護し、5-2で快勝。してやったりのオレ流奇襲戦法で、2年連続の日本シリーズ進出へ好発進した。

 落合監督は試合後、余裕の表情で出てきた。「奇襲? 奇襲じゃないよ。こっちは普通に使っているだけ。相手の考えてることは分からないから」。小笠原のサプライズ起用でまんまと相手の裏をかいた。表には出さなかったが、会心の勝利に足取りも軽かった。

 「先発ピッチャー、小笠原」。試合直前のアナウンスにスタンドがどよめいた。大方の予想を覆して第2ステージ開幕戦に送り出したのは第1ステージ2戦目で中継ぎ登板し、中3日の左腕小笠原だった。リーグ後半戦は0勝5敗。3カ月も白星から見放され、17日もリリーフ陣とともに練習していた。これまで幾度となく周囲を驚かせてきた“オレ流サプライズ”をここで出した。

 小笠原はずらりと6人(投手内海のぞく)の左打者を並べた巨人打線をきっちり抑えた。初回2死満塁で阿部を左飛に打ち取ってリズムに乗った。左打者の外角へキレのある直球、スライダーを決めた。5回、谷にソロを浴びたが最も警戒すべき“30発カルテット”には1発を許さず、5回5安打1失点。「行けるところまで行こうと思った。チャンスをもらってうれしかった」。CS初勝利だが、白星としても7月18日ヤクルト戦(ナゴヤドーム)以来、92日ぶりに大舞台で手にした。

 巨人のリーグ優勝が決まった翌日の10月3日、連覇を阻まれた落合監督は開幕前の「公約」通り、東京・世田谷区の理髪店に足を運んだ。3冠王3度の大打者が3000円の「五分刈り」を注文した。巨人に敗れたことを受け入れ、新たな船出を誓った。そして再び巨人と対決する権利を手にすると巧みな選手起用、試合運びで先勝した。

 「阪神戦の入りが今までと違っていたので(第2ステージも)このままの流れでと思っていた。いい入り方をしてくれた。先はまだあるから」。落合監督は第2戦を見据えた。CSは第1ステージから合わせて3連勝。勢いは止まらない。19日も勝てば、早くも日本シリーズ進出へ王手をかける。【

(元記事::日刊スポーツ)
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