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23 . June
巨人、ソフトバンクを交流戦優勝と3位に分けた要因
6月23日20時14分配信 スポーツナビ


 プロ野球交流戦は、福岡ソフトバンクが巨人との最終戦(東京ドーム)に勝利し優勝を決めた。敗れた巨人は3位となったが、両チームの明暗を分けた「差」はどこにあったのか。データで分析してみよう。

 交流戦中、巨人の先発投手の成績は8勝7敗、防御率4.28。それに対し援護率は3.75となっており、打線が失点をカバーしきれていない。
 一方、福岡ソフトバンクは先発投手の防御率が2.75に対し援護率は4.24。投打がかみ合い10勝5敗と大きく貯金をつくることに成功している。
 巨人が交流戦の優勝を逃した要因のひとつは、この投打のかみ合わせの悪さと言えそうだ。

 それは打線の2巡目成績に決定的に表れている。交流戦における巨人のスタメンオーダーの「1巡目」の打撃成績はチーム打率2割7分4厘。これは福岡ソフトバンクの2割8分0厘と大差はない。しかし「2巡目」をみると、巨人はチーム打率2割3分8厘と下降。新鋭の坂本勇人が20打数1安打、打率0割5分0厘と完全に抑えられたのが響いた。これは福岡ソフトバンクが2巡目のチーム打率3割2分5厘とはね上がるのとは対象的だ。
 さらに、チームの先発陣が、相手打線(先発オーダーに限定する)の1巡目、2巡目をどれだけ抑えているかを見ると、巨人の「1巡目」は被打率2割6分3厘で福岡ソフトバンクは2割7分2厘と差は1分未満だ。しかし、やはり問題は「2巡目」。巨人の先発は被打率3割2分5厘と打ち込まれているが福岡ソフトバンクは2割1分0厘と抑えている。

 得失点差をイニング区分で見ると、打順が2回り以上する6回までに巨人は「マイナス8点」と劣勢。それに対し、福岡ソフトバンクは「プラス39点」と優位に戦っていたことがわかる。

交流戦    1-3回   4-6回  (6回まで)
巨人      -3    -5   (-8点)
ソフトバンク  +13   +26 (+39点)

 福岡ソフトバンクは交流戦24試合中、6回を終了した時点でリードしていたのが12球団最多の17試合(14勝3敗)。しかし、巨人は同条件の試合を10試合しかつくれなかった。これが巨人が交流戦の優勝を逃した要因である。

 ただし、巨人はその10試合を10勝無敗と無類の強さを発揮している。レギュラーシーズンでの戦いのカギは、いかに6回までにリードできるかと言えそうだ。

(プロ野球プラス/小野俊哉)
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