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20 . September
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21 . October
 クライマックス・セ 第2ステージ第3戦は20日、東京ドームで行われ、第1ステージ勝者の中日(リーグ2位)が4-2でリーグ優勝した巨人に3連勝し、球団史上初となる2年連続での日本シリーズ進出を決めた。四回、タイロン・ウッズ内野手(38)が逆転の3ランを放ち勝負を決めた。胴上げもビールかけもお預け。歓喜を分かち合うのは日本ハムを倒してから。53年ぶりの日本一へ-27日から日本ハムとの決戦だ。

 完全制圧。破竹の5連勝。昨年のセ界覇者が、今季の王者をなぎ倒し、逆転日本一への挑戦権をつかんだ。歓喜を祝う五色のテープが敵地を彩る。オチアイコールの大合唱。だが、オレ流指揮官はベンチ最前列でいつも通りに戦士と握手を交わすだけ。心の底からの笑顔は封印した。
 胴上げもなければ、ビールかけもない。札幌行きの航空チケットは勝ち取った。だが、開幕前に思い描き、現実のものにしようとしたのはリーグ優勝を経由しての完全優勝。第1のハードルで転倒した事実は曲げられない。だから、派手なアクションを拒んだ。

 敵軍のお株を奪った。四回、一死一、二塁から、主砲・ウッズが逆転3ラン。七回には、クライマックスシリーズで19打数10安打の打率・526と“突然確変”に突入した谷繁が値千金のソロ。制空権を掌握し、白星街道を結んだ。

 球団史上初のリーグ連覇を逃した3日、落合監督は都内の理髪店で頭を丸めた。「監督さえ間違わなければ、ぶっちぎりで最初にゴールテープを切るでしょ」。開幕前の約束を破った反省。男としてのケジメを取った。
 「ペナントに負けた悔しさが選手にあったんでしょ。勝負事は思惑通りに運ばないことが多いんだけど、できれば5つで決めたいと思ってた。長くなれば不利になるから」。同じ過ちを繰り返さず、構想通りに勝利を積み上げた。5連勝の要因。将は兵の意地をイの一番に挙げた。
 2年連続の日本シリーズ出場。就任4年目で3度目の挑戦。「計算はしてない。勝てる試合を拾っていくしかないでしょ。そろそろ勝たないとね」。監督就任時に掲げた日本一奪取の公約。舞台が開く。3度目の正直。オレ流指揮官が今度こそ、宙に舞う。
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