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19 . September
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04 . March
 中日・朝倉健太投手(26)と、中田賢一投手(25)が2日、北谷球場での日本ハムとのオープン戦に登板。ともに2イニングを無失点に。5回から3番手で登場の朝倉は、ゴールデンルーキー中田を遊ゴロ併殺打に打ち取るなど、シュートの切れ味は今年も健在。7回から投げた中田は、ストレートとフォーク中心の工夫した投球を披露。川上との開幕投手争いはハイレベルな戦いになりそうだ。

◆日本ハム4-3中日
 ここ一番で、朝倉が伝家の宝刀を抜いた。6回1死一塁。打席には4回に中前打を放っているルーキー中田翔。注目の対決はあっさり決着だ。初球に投じた得意のシュート。詰まらせて遊ゴロ併殺打に打ち取り、勝負を制した。

 「ゲッツーを取りたかったので、イメージ通りです。球自体は甘かった。もうちょっと甘かったら持っていかれたと思います」

 2イニングをわずか15球で終えた。3イニングで3点を失った2月25日の紅白戦とは打って変わって、内野ゴロを打たせて取る理想の投球内容だ。

 「普通に投げられたので良かったです。いい状態? そうですね。いろいろと試した前回から特に修正したところはありません。今回は結果を出すことだけ考えて投げました」

 キャンプで練習してきたカットボールに近い鋭いスライダーは、小谷野の初球(ボール)に投げただけ。精度が悪ければそれ以上は投げないことを決めていたから今回は1球で封印。それでもシーズンで2ケタ勝利を挙げた過去2年のオープン戦初戦に勝るとも劣らない好スタートだ。

 結果を求めた朝倉に対し、中田はテーマを持ってマウンドに上がっていた。直球とフォーク。2つの球種で勝負に挑んだのだ。

 「攻め方を変えて、真っすぐと、フォーク中心に投げました。カーブは1球だけです。真っすぐは腕の振りがいいし、フォークも最近いい感じだったから、いいのを使って投げようと思いました」

 カウント2-3になったのは3回。結果は1三振と2四球で、いつもの中田と思いがちだが、2種類の球だけという制約を自ら課して組み立てるのは難しい。「フォークでカウントを取ることは少ないし、フォアボールが出るのもしようがないと思って投げました」。むしろ、それで大きなピンチもなく抑えられたことは、何よりの収穫だ。

 「いろいろ考えて、テーマを決めて投げていきたい。次はカーブやスライダーも、もっと投げると思います」

 プロ4年目。自らを見つめつつ、調整する心の余裕がある。頼もしいじゃないか。

 (山本諭)
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