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19 . September
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09 . February
 中田に巨人007も真っ青-。中日・中田賢一投手(25)が8日、打撃投手としてフリー打撃に初登板。谷繁、中村紀を相手に50球投げた。最速142キロで安打性の打球は、わずか5本。昨年のチーム勝ち頭の順調な仕上がりに、ネット裏で見ていた巨人、阪神、横浜のスコアラーも警戒の色を強めていた。

 打者に打ってもらえるように投げつつ、自分の力もアピールする。中田の目的は十分に達成された。今年初めての打者との“対戦”。谷繁、中村紀相手に、打撃投手として50球を投げ、安打性の打球が5本あった以外は、ほとんどファウルか飛球だった。打てる球を投げて抑える投球内容に、中田は納得していた。

 「良かったです。しっかりと腕を振ることだけ考えました。(キャンプが)始まったばかりで、最初にしては腕が振れました。今投げられるベストの力で投げました」

 キャンプ序盤は仕上がりの早い投手が有利とはいえ、この日の中田の最速は142キロ。この時期にこれだけ投げられることに、ネット裏の巨人、阪神、横浜のスコアラー陣は、驚きの声を上げた。

 「みんなすごいですね。(打撃投手で登板した)山井、朝倉はブルペンで見ましたが、十分できてる。打撃投手の中では中田がいい球を投げてる。さすがです」(巨人・高田スコアラー)「順調にきていることが分かった。キレのあるボールを投げていますね」(阪神・嶋田スコアラー)

 スコアラー陣を驚かせる投球の理由は投げ込み量にある。打撃投手の前後にも投げ込んで、この日は計203球投げている。第1クールは昨年より130球多い436球を投げた。投げ込む理由は、課題である制球力をつけるためだ。

 「投げていて、何となく悪いときにはこうなるというのが分かってきました。それを直せないのがぼくのセンスのなさですが、投げ込んで波をなくしたい。キャンプで直すコツを見つけたいというのもあります」

 いずれ疲労で調子が落ちていくことは分かった上で、感覚をつかむためにそれまでは投げ込む。確実な投球を目指し、まだこの先にたくさんあるステップを投げて乗り越えていく。

 (山本諭 中日スポーツ)
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