竜戦士たちのトークショーが各地で大盛況だ。3日、英智外野手(31)が愛知県岡崎市の岡崎中日ハウジングセンターで、新井良太内野手(24)が名古屋市の黒川東中日ハウジングセンターでのトークショーに出動。英智は約300人、新井は約1000人の聴衆を集めた。英智は新背番号「24」への思い入れを独特の言葉で表現し、新井はパワーアップした肉体でプロ3年目を迎えることを誓った。
「24」という数字から何を連想する? 英智というプレーヤーの頭に去来したのは、野球とは関係ないものばかりだった。「『24』というと、コンビニも24時間、24日は(一般的な)給料日の前日だし、クリスマスイブも24日だし…」
生活感たっぷりのイメージを次々と挙げ、語った「24」。そのココロは…。「24というのはすごい強い数字だと思う」。英智の中で、その数字は強い光を放つという。
プロ10年目となる今年、背番号が「24」に変わった。ファンの間ではすでに「57」のイメージが浸透していたが、「強い」イメージの新背番号を大歓迎。「非常に気に入ってますね」。約300人のファンを前にしたトーク。新番号への思い入れを、独特の価値観で語った。
背番号変更の発表は12月だったが、その前の秋季練習で落合監督から示唆されていたという。「オマエはちょっとケガが多いから背番号を変えるぞ」。その後、与えられた「24」に喜んだ。昨年新人で「24」を着け、今年から「1」に変わった堂上直にも「『ごめんな、いい番号をもらって』と言いました」と、謝ったという。
理由は独特ながら、新背番号が今シーズンへのやる気をアップさせたのは間違いなさそうだ。「できれば開幕スタメンに、できればいい打順に、名前がのるようにしたい」。昨シーズンは最後の負傷が痛かった。9月26日の巨人戦で右太もも負傷。「誤算」と落合監督が語ったほど、チームとしても痛い離脱だった。ケガで終幕したものの、課題としてきた打撃は昨季打率2割7分8厘、4本塁打と向上。藤井、平田らとの争いが予想される中堅の定位置争い。英智が先頭に立つ。 (生駒泰大 中日スポーツ)
PR