日本一への練習が23日から始まった。午後2時に選手たちがナゴヤドームへ集結し、汗を流した。ドラ番山本が気になったのは井端。20日のクライマックスシリーズ第3戦で左ひじに死球を受け、翌日も痛みを訴えていたからだ。
動きに注目していたが、打撃、守備練習を普通にこなした。特に痛がる様子もない。練習後、直撃すると、前向きな答えが返ってきた。
「ひじの痛み?(痛かったことも)忘れていました。気にせずやれましたよ」
CSは17打数5安打で打率2割9分4厘。何よりチャンスでの4打点が光った。公式戦残り2試合で、昨年まで打ち慣れた2番に座り、それ以降、1番荒木とのコンビネーションも抜群。
日本シリーズは昨年のリベンジになる。でも、日本ハムが強敵であることは井端も重々承知している。どちらも守りのチーム。大変な戦いになることは覚悟している。
「向こうも、こっちもピッチャーがいいから、接戦になると思います。よく似た守りのチームですからね。何勝何敗でもいいから、4勝できればいいんです」
4連勝でも、4勝3敗でも優勝は優勝。もう、けがの心配はいらない。荒木とのコンビを日本ハムスコアラー陣は警戒しているが、その網をかいくぐって、落合野球の申し子が攻めまくる。 (中日スポーツ)
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