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18 . September
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25 . October
試合前のシートノックが終わると、ベンチ前で野手が円陣を組む。その中心でげきを飛ばす役目は、交代制をとっている。そこは勝負師の集団。勝てば続け、負ければ代わる。20日の阪神との大一番から23日までは、井上が3連投していた。いかにも“演説上手”。たとえば23日は、こう言ったそうだ。

 「パ・リーグも終わったぜ。こっちに注目が集まる。ドラゴンズファンのためにがんばろう。チームのためにがんばろう。そして、自分のためにがんばろう!」

 短く、簡潔に、何よりも熱く。円陣で士気を鼓舞する三大要素である。言霊という言葉があるように、ときに人間を突き動かす力を与えてくれる。ちなみに、この日は和田が務めた。“後任者”はその場の雰囲気で決まるそうだが、やはり大舞台はベテランがしっくりくる。 (渋谷真)
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10 . June

毎日新聞 - 2008/6/9 22:39

 ○中日6-3楽天●(9日、セ・パ交流戦)

 勝利を引き寄せたのは、不調の李炳圭に代わって3試合ぶりに先発出場した井上の必死な思いだった。

 同点に追いつかれた直後の六回、先頭の中村紀が二塁打で出塁した。続く井上は「チャンスだと思った。何でも(右方向に)引っ張ろうと思った」と初球をたたくと、打球は右前へ。中村紀を迎え入れる勝ち越し打となった。

 四回にも井上は2死一塁から、左前打でつなぎ、英智、小田の連続適時打を呼んだ。直前の日本ハム2連戦では本塁打でしか得点できなかった中日打線に、つながりをもたらした。

 ただし、井上は「つながりは意識していない。つながなきゃアカンと思うのではなく、割り切っていかないと。たまに出てきても仕事するよね、というところを印象づけたい」と話した。今季は2軍からのスタート。4月25日に1軍登録された後もなかなか結果を出せなかった。19年目のベテランは「レギュラーに比べたら寂しい数字。(立場は)わきまえている」と言う。

 少ない出場機会で念頭に置くのは、与えられた場所で求められた仕事をすること。今季初のお立ち台で井上は「僕はここにいるよ、とアピールできたかもしれない」と笑顔を見せた。【村社拓信】

28 . November
中日・井上一樹外野手(36)が27日、長野県下伊那郡阿智村の昼神温泉郷「湯多利の里 伊那華」で行われた選手会納会で選手会長から退くことを表明した。さまざまなアイデアでファンとの距離を縮めてきた“名物会長”が勇退する。後任については台湾で合宿中の北京五輪予選組の荒木、森野、川上らから選ぶことになる。

 しゃべっては見事なスピーチ、動いては幾多のファンサービス、在籍2年間、中日ファンの心に刻み続けた選手会長が職を辞する。井上が今年限りで選手会長を後進に譲ることを表明した。

 「今年いっぱいで選手会長をやめようと思っています。次候補は五輪予選組の中にいる。来年1月1日から新しい体制でいこうと思っています」

 長野県内の昼神温泉で行われた選手会納会、退団選手のあいさつなどを終えたあとに全選手に伝えた。本来ならこの日で新体制に移行するところだが、次候補が台湾での五輪予選組にいるため、配慮して12月いっぱいまでは選手会長としての活動を続けるという。

 わずか2年間とはいえ、ファンの距離を縮めた功績は数知れない。誕生日を迎えた選手の“〇〇デー”や地下鉄のポスター戦略。秋季練習でのスタンド開放も球団側に呼びかけて実現した。今年は身体障害者もナゴヤドームに招待している。何もかもが井上のアイデア。球団との契約交渉では自分の話題をそっちのけでファンサービスのアイデアを訴えてきた。

 「日本一になってやめるというのもいいでしょう。自分のことに集中しなけばいけない立場だからね」。勇退を決めた理由の1つが今年の最初と最後で2軍暮らしだったことがある。「選手会長は1軍にいないといけない立場。今年はみんなに申し訳ないことをした」。だが、ファンサービスや後輩へのバックアップをやめるわけではない。

 「今後もどんどん協力していくよ」と井上。

 後任は五輪予選組の荒木、森野、川上らか。台湾からの帰国を待って新体制づくりに入る。

(中日スポーツ)
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