中日落合博満監督(54)が5日、打倒・巨人に自信を見せた。この日、年末年始を過ごした和歌山県太地町の「落合博満記念館」から名古屋へ戻った。横浜からクルーン、ヤクルトからグライシンガー、ラミレスと大物を続々と獲得した巨人に対し、主だった補強は西武からFA移籍の和田一浩外野手(35)のみだが、優勝できると断言。「巨人が補強したっていいじゃねえか。去年うちに(クライマックスシリーズで)勝てなかったから(補強)したんだろう。うちは(外国人補強を)しなくていいと思ったからしなかったんだ。大丈夫だよ」。
果たして本当に大丈夫なのか? 思えば監督に就任した04年、現有戦力の10%底上げを合言葉に、前年から補強することなく、リーグ優勝。大型補強がすべてではないことを自らの手腕で実証した。それだけに「巨人の選手だって(大型補強に対して)『なんでだろう』と思っている選手はいるはずだよ。まあいつものことだけどな」。セ・リーグ、日本シリーズの完全優勝を狙う今季もライバル関係が続くのは間違いない。かつてない巨大な戦力が相手でも勝算はある。
(日刊スポーツ)
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