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19 . September
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27 . December
 中日・川上憲伸投手(32)が25日、名古屋市中区の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の3億4000万円を保留した。自身2度目となる越年が決定したが、下交渉の段階ではダウン提示だったようで「寂しい」と発言。また、フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留した岩瀬仁紀投手(33)も同日、契約更改交渉したが保留。こちらは単年契約か複数年契約かを決められずに越年した。

 ちょうど1年前とはすべてが違う。交渉日はクリスマスの12月25日、開始時間も午後4時、交渉時間も1時間ちょっと。そこまでは同じだったが…。会見場に現れた川上は苦笑いを浮かべ、肩を落としていた。この日、提示されたのは現状維持。だが、数日前の下交渉では、まさかのダウン提示を受けていた。

 「サイン? していないです。判を押したい気分にはならなかった。額を見て? やっぱりなと。うすうすは感じていたけど。寂しいですね」

 今季は12勝8敗で防御率3・55。1億円増で一発サインした昨年の17勝7敗、防御率2・51よりすべての面で劣っている。それに3億円以上の年俸ならノルマも高くなる。球団側は査定とノルマを考えて下交渉では1000万円程度のダウン提示をしたもよう。この日は現状維持を提示したが、4年連続2けた勝利を達成、今年も1年間ローテを守ったエースとしては納得できなかった。

 交渉で訴えたのは“巨人&阪神戦料”だった。今季は26試合中、優勝を争った巨人に7試合(1勝3敗)、阪神に7試合(4勝2敗)と全体の半数以上に登板。ローテを組み替えてまで対戦したが、球団側は考慮していなかった。

 「『たまたまじゃないのか』といわれたけど『たまたまじゃないですよ』と。そういうチームに向かっていくにはそれなりの評価をしてもらわないと。これでは勇気が出ない」。強豪と対戦するのはエースの宿命だが、それに見合う報酬を要求した格好だ。「問題は来年の気持ち。自分がマウンドに立ってガッといけるか。ボランティアで野球をやっているわけじゃない」

 次回は来年1月下旬もしくはキャンプ中だという。5度目の交渉の末に2月にサインした一昨年度以来の“越年”となるが…。思えば今オフにFAで流出した福留も前年度は契約交渉でこじれていた。川上は来年3月30日にもFA権を取得。この日はFAの話題は一切なかったというが「ちょっと寂しいですねと言いました」。球団側は川上の主張を受けて見直しを検討することになるが、同じ道だけは避けたい。

 (兼田康次)

 ■中日・井手取締役編成担当「(川上は)相手を選んで出ているという主張だった。その辺は分かりました。球団は数字だけで評価していた。(提示を見直すかは)これから考えます」

(中日スポーツ)
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