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19 . September
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13 . February
 主力投手が続々とフリー打撃で登板した12日、初めて北谷を訪れた広島007が先発陣の仕上がりのよさに“悲鳴”をあげた。中日は3月28日の開幕戦(ナゴヤドーム)で対戦する相手だが、広島・吉年滝徳スコアラー(30)はコイキラーの朝倉健太投手(26)が開幕投手になる可能性を心配。開幕3連戦の先発について頭を悩ませることになりそう。一方、小笠原孝投手(31)は極めて異例の約400球の投げ込みを敢行した。

 開幕戦の相手をビビらせるには十分な“デモ”だった。朝倉に中田、山井に小笠原…。フリー打撃に登板した主力が次々とハイレベルな投球を披露する。開幕カードで対戦する3人はいったい誰? 北谷初視察の広島007が悲鳴をあげた。

 「すごいです。やっぱり層が厚い。ブルペンでもそれぞれが意図を持って調整している。開幕前になればある程度は絞れるんだろうけど、誰が来てもおかしくない」。スタンドで見守った吉年スコアラーの表情は険しいまま。先発を的中させることが開幕ダッシュの近道だが、中日の次カード(巨人)を考えれば、簡単に3人を割り出せない。さらにいえば開幕投手だって不明。順当なら川上だが、同スコアラーが危惧(きぐ)したのがコイキラーの朝倉だ。

 「朝倉の可能性もあるでしょうね。ウチに相性がいいし、実績もある。あのシュートがねえ。ウチの打者には苦手意識があるでしょうから…。次の巨人戦に川上というのは十分に考えられる」。朝倉の対広島は一昨年が4勝無敗で昨年は5月以降4連勝の4勝2敗。天敵が立ちはだかる可能性は十分にある。2戦目以降も左の小笠原がキーマンになるのは確実。つまり、5投手すべての対策に追われるわけだ。

 「きょうはまずまずですね。良くもなく悪くもなく。低めを意識したんですが、ちょっと高めに浮いた。暖かくなったら投げ込みますよ。広島が苦手意識? こっちは意識していないですよ。どことやっても一緒です」

 2度目のフリー打撃に登板した朝倉は余裕の表情を浮かべたが…。この日はノースローだった川上を含めて順調な調整を続ける先発5人組だが、広島にとっては頭の痛い開幕前になりそうだ。 (兼田康次)

 順調にきてます
 止まらない。フリー打撃登板の後のブルペン。一番早く投げ始めた小笠原が、ずっと居座る。投げ続ける。

 「バランスが良くなって、足が使えるようになった。体が(前に)突っ込み気味だったので、後ろに残すようにした」

 小笠原が“熱投”を振り返った。投げ込むうちに調子が出てきた。いい感触だった。納得し、投げ終わった時、球数は300を超えた。何と306球だ。

 直前、今キャンプ初のフリー打撃登板では打者に対して58球を投げた。その前の準備段階で既に約30球を投げていた。投げ始めからのトータル約400球。投手陣の今キャンプ最多球数だ。

 前日(11日)までのキャンプ最多投げ込みが吉見のトータル250球。「400」はけた外れの大台だ。小笠原と投球について話し合いながら、計約3時間付き合った近藤投手コーチは、「今まで投げ込む機会がなかったから、良かったんじゃないかな。球数が増えるごとに、いい投げ方になっていたからね。下(下半身)を大きく動かして投げられるようになっていた。いいフォームになった」と、話した。

 貴重な先発ローテーション左腕は「今のところ順調に来てます」と、言う。順調。400球も投げたことが何よりの証拠だ。 (生駒泰大)
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