試合前の練習が一段落してベンチに引き揚げてきた荒木が、9日に甲子園でお立ち台に上がった阪神・矢野のことを話題に持ち出した。「あの言葉、今度はオレがかぶせちゃおうかな。『必死のパッチ』って」
「必死のパッチ」-。聞き慣れない言葉だが、主に関西で「一生懸命」の意味で使われているらしい。阪神では矢野や関本が好んで使っている。9日はサヨナラ弾を放った矢野がお立ち台で「必死のパッチです」と連発していた。
もともと荒木は日本代表のチームメートでもある矢野と親しい。仲の良い先輩がお立ち台でアピールする姿に大いに刺激されたようで、「今度はボクがお立ち台で使います」と仰天の予告?も飛び出した。次に荒木がヒーローになる日は、お立ち台での決めゼリフにも要注目だ。
(木村尚公)
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