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20 . September
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04 . December
 長い長い“真剣勝負”からようやく解き放たれた。ゲームセットの瞬間、川上が荒木が喜びを爆発させる。クライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズ、そして五輪予選…。落合竜を支える5選手にとっても最高のフィナーレだ。

 「勝ててよかった。いろいろあったけど、最後にいい形で終われてよかったですね」。7点リードの9回に代走で出場、10点目のホームを踏んだ荒木が安堵(あんど)の表情を浮かべていた。結局、最終戦で出場した中日勢は荒木だけ。だが、前日に2イニング32球を投げた川上は5回にブルペンで投球練習。岩瀬もまた心の準備はできていた。初戦のフィリピン戦で左ふくらはぎに死球を受けた井端は、途中から宮本に代わって一塁コーチャーとして声をからした。最後の最後も日本代表の一員としてともに戦った。

 疲れがないわけがない。メンバー24選手の中で中日勢の5人が1番多く“真剣勝負”の場に身を置いてきた。休みといった休みもなく、アジアシリーズが終了した直後に宮崎合宿に合流。「たぶんレギュラーシーズンの延長だったら体はつぶれていますよ。でも、負けられないという状況が自分を支えているんだと思う」。しみじみ語った岩瀬の言葉がすべてだろう。自らを鼓舞して12月まで戦ってきた。

 星野監督の胴上げではまだ痛みの残る井端が両手で支えていた。川上に岩瀬、荒木、森野も含めてかつて指導を受けた恩師を喜ばせたいという思いもあったはずだ。3月30日の開幕戦から数えて計161試合。「やっと終わりましたね」と岩瀬。これからゆっくり休んでもらおう。

(中日スポーツ)
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