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20 . September
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04 . March
 中日の地元“開幕戦”に守護神とエースが登場する。4日の西武戦(ナゴヤドーム)で、岩瀬仁紀投手(33)が先発し、川上憲伸投手(32)が後を受ける形で登板する。3年連続で年に1度の先発に臨む岩瀬は、投げながら悪いところを見つけて修正する目標を立てており、打たれてもOKの覚悟だ。川上は相手打者に合わせて、課題を作って投げるつもりで、早くも本番想定モードに入る。

 今年も岩瀬、川上の豪華リレーで、ナゴヤドームのオープン戦がスタートする。2人が地元初戦で登板するのは4年連続。先発・岩瀬、2番手・川上の順は06年以来、3年連続になる。年1回、この日限りの先発となる守護神は、予定の1イニングを結果は気にせず投げるつもりだ。

 「課題は今のところないです。投げながら悪いところが見つかって、それをどう直していこうかということになる」

 岩瀬ともなれば、結果より、開幕へ向けてどう調整すればベストになるかが大事だ。抑えようが、塁に出そうが、点を取られようが、そこで気付いたことを修正する。すでに最初の修正点は予想できている。

 「キャンプで疲れているけど、そういう中で投げるから、投げるときに体重移動ができてないとかはあると思う」。まっさらなマウンドで投げられる喜びを味わいながら、岩瀬は修正点を見つけていく。

 岩瀬の後を受ける川上は、事前にテーマを決めず、臨機応変な投球を目指す。つまりは本番を想定しながら、頭を使って投げるということだ。

 「特に前もっての課題はないです。マウンドに立って、打者に向かったときに、こう投げようとか、思い付いたことをやっていきたい」

 キャンプでは投球フォームを改良し、「ものにしたい」とフォークの精度を高める練習もしてきた。オープン戦はそれらを確実なものにする場でもある。

 「変化球を試せるものは試したい。まだ、フォークは自分ではそんなに変わってないとは思うんですけど。だんだんと調子は上がってきたので良かったと思う」

 年に1度の、豪華“逆”リレー。守護神も、エースも、順調ぶりをファンに披露する。 (山本諭)
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04 . March
 中日・朝倉健太投手(26)と、中田賢一投手(25)が2日、北谷球場での日本ハムとのオープン戦に登板。ともに2イニングを無失点に。5回から3番手で登場の朝倉は、ゴールデンルーキー中田を遊ゴロ併殺打に打ち取るなど、シュートの切れ味は今年も健在。7回から投げた中田は、ストレートとフォーク中心の工夫した投球を披露。川上との開幕投手争いはハイレベルな戦いになりそうだ。

◆日本ハム4-3中日
 ここ一番で、朝倉が伝家の宝刀を抜いた。6回1死一塁。打席には4回に中前打を放っているルーキー中田翔。注目の対決はあっさり決着だ。初球に投じた得意のシュート。詰まらせて遊ゴロ併殺打に打ち取り、勝負を制した。

 「ゲッツーを取りたかったので、イメージ通りです。球自体は甘かった。もうちょっと甘かったら持っていかれたと思います」

 2イニングをわずか15球で終えた。3イニングで3点を失った2月25日の紅白戦とは打って変わって、内野ゴロを打たせて取る理想の投球内容だ。

 「普通に投げられたので良かったです。いい状態? そうですね。いろいろと試した前回から特に修正したところはありません。今回は結果を出すことだけ考えて投げました」

 キャンプで練習してきたカットボールに近い鋭いスライダーは、小谷野の初球(ボール)に投げただけ。精度が悪ければそれ以上は投げないことを決めていたから今回は1球で封印。それでもシーズンで2ケタ勝利を挙げた過去2年のオープン戦初戦に勝るとも劣らない好スタートだ。

 結果を求めた朝倉に対し、中田はテーマを持ってマウンドに上がっていた。直球とフォーク。2つの球種で勝負に挑んだのだ。

 「攻め方を変えて、真っすぐと、フォーク中心に投げました。カーブは1球だけです。真っすぐは腕の振りがいいし、フォークも最近いい感じだったから、いいのを使って投げようと思いました」

 カウント2-3になったのは3回。結果は1三振と2四球で、いつもの中田と思いがちだが、2種類の球だけという制約を自ら課して組み立てるのは難しい。「フォークでカウントを取ることは少ないし、フォアボールが出るのもしようがないと思って投げました」。むしろ、それで大きなピンチもなく抑えられたことは、何よりの収穫だ。

 「いろいろ考えて、テーマを決めて投げていきたい。次はカーブやスライダーも、もっと投げると思います」

 プロ4年目。自らを見つめつつ、調整する心の余裕がある。頼もしいじゃないか。

 (山本諭)
03 . March
 注目の後輩とのガチンコ対決で先輩が魅せた。中日・平田良介外野手(19)が2日、日本ハム戦(北谷)で「3番・中堅」で出場すると6回にタイムリー三塁打。これでオープン戦は2試合連続安打&打点と開幕1軍に向けて猛アピール。大阪桐蔭高の2年後輩、日本ハム・中田翔内野手(18)の目の前で先輩の威厳を見せつけた。

 見たか後輩、これが先輩の底力だ。フェンスオーバーには、あと数十センチ足りなかった。だが、威厳を見せつけるには十分な弾道だ。平田がまた打った。しかも中田の目の前で打った。目標の開幕1軍を引き寄せるタイムリー三塁打だ。

 「会心の当たりです。よかった。(連続試合安打が)止まるかなって思いましたけどね」。練習試合を含めると8試合連続となる安打は、3点を追う6回2死一塁に飛び出した。カウント2ボールからの3球目。日本ハム・スウィーニーの外角134キロ直球をブルン。打球が右翼フェンスを直撃して大きく跳ねると、一気に三塁を陥れた。

 沖縄での再会を約束しながら会えなかった2月。最後の最後でお互いに1軍という立場で会えたが、驚かされたのは、体の大きさだった。「めっちゃでかかった。あれでも『やせた』って言っていましたけどね」。1月に母校で自主トレして以来だったが、プロのキャンプで細くなるどころかパワーアップ。その後輩はこの日、4回に中前打を放っていた。高校時代は自分が4番で後輩が5番。先輩として、負けるわけにはいかなかった。

 「誰から打ったんですか?」。キャンプ中、後輩が練習試合で打ったことを知らされると、決まってこの言葉が返ってきた。「1軍と2軍の投手は違います。2軍の投手から打ってもねえ」。昨年、日本シリーズ第5戦で決勝犠飛を放ったとはいえ、ポストシーズン打率は1割7分4厘。1軍の投手を打ってこそ、認められる。この日、中田は昨年6勝の中日・小笠原を打ち、自分も昨年6勝のスウィーニーから打った。お互いに確実にレベルアップしている。

 貪欲(どんよく)に突っ走った今年の沖縄だった。実戦での結果を認められて1軍に昇格したのが2月22日からの第4クール。わずか10日間の1軍生活で先輩打者を見て盗み、聞いて学んだ。最近も井端に「チェンジアップ投手の打ち方」を聞いている。「内容は秘密ですけどね」。昨年も1軍に昇格するや積極的に立浪に“弟子入り”した若武者。こんな姿も結果を残すゆえんだろう。

 「まだ1、2打席目みたいに構えのためが甘いと変化球が打てなくなる。それが課題ですね」。この日は3打数1安打1打点。最初の2打席は日本ハムの左腕・武田勝の前にいずれも空振り三振に倒れていた。今後は変化球への対応がカギになるだろう。それもまた、後輩と同じ課題か。平田と中田。底知れぬ才能を持つ2人がどう成長していくのか。先輩として常に前を歩きたい。  (兼田康次)
26 . February
 中日・井端弘和内野手(32)と荒木雅博内野手(30)は25日、ともに初の実戦となる紅白戦に出場し、「荒木が走って井端がかえす」お得意のパターンで早速得点を挙げて見せた。“アライバ”の盤石コンビは今季も頼りになりそうだ。

 「1+1」が「3」にも「4」にもなるのがこの2人。球界屈指の荒木、井端のコンビプレーが、初めての実戦で早くもさく裂した。

 6回、紅組の先頭打者として中前打を放った1番荒木が1死後、3番井端の4球目に動く。「(朝倉の)クイックは速かった。でも最近になって走ることができるようなコンディションが整ってきたから、走ってみようと思った。いいスタートが切れました」。無駄のない動作で送られた小田の好送球を、昨季初の盗塁王に輝いた足がわずかに上回った。

 盗塁で生まれた得点のチャンス。それを井端は見逃さない。間髪入れずに次の外角136キロを右中間へライナーではじき返した。「右前へ打つ感覚で打ったら、外野の間を抜けた」。計ったような適時二塁打に、井端は、満足そうにほほ笑んだ。

 荒木が動けば、すかさず井端が反応して得点を生み出す。絶妙な足と技の濃厚なコラボレーション。この日は1番と3番に分かれはしたが、“アライバ”の真骨頂を示す速攻だった。

 昨オフには福留がカブスへFA移籍し、チーム生え抜きの荒木と井端が名実ともにチームの柱になった。鉄壁の二遊間であり、攻めれば12球団で最も“いやらしい”とされる1、2番コンビ。連続日本一へ、これまで以上に2人の存在感は増すはずだ。

 荒木が「バットも振れている。いい形で実戦に入ることができた」と語れば、井端も「きょうは投手との間合いを確かめたかった。上々です」ときっぱり。“ダブル”キーマンは、そろって充実の実戦スタートを切った。 (木村尚公 中日スポーツ)
26 . February
今年も“アライバ”は健在だ。沖縄・北谷キャンプ初の紅白戦で中日の荒木、井端がそろって出場。存在感を見せつけた。同点の6回、中前打で出塁した荒木が井端の打席の際に二盗。直後に井端が右中間へ適時二塁打。決勝点を叩きだした。

 シーズンで何度も見せてきたシーンを08年初実戦で披露した井端は「内容どうこうより、球がよく見えているから。右前の感覚だったけど、右中間へ飛んだのはよかった。疲れはあるけど調子は上向きです」。一方、昨季の盗塁王、荒木も「(朝倉は)クイックが速いけど(二塁を)狙った。いいスタートでした。まだまだこれから」としてやったりの表情だ。4年連続ゴールデングラブ賞を獲得している二遊間の守備こそ披露する機会はなかったが、“アライバ”は今季も他球団にとってやっかいな存在となりそうだ。

(スポーツニッポン)
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