忍者ブログ
23 . September
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

16 . October
<中日5-3阪神>◇14日◇ナゴヤドーム

 中日が阪神に2連勝し、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(S)を突破した。1回に中村紀の適時打、李炳圭の3ランで5点を挙げ、第1戦に続く先制パンチで勝利をものにした。リーグ優勝を逃し、頭を丸刈りにして出直した落合監督の思いが選手にも伝わった。18日から始まる第2S(5試合制、東京ドーム)で、初の2年連続日本シリーズ出場と雪辱をかけてリーグ覇者の巨人と対戦する。

 開始わずか30分の速攻だった。初回1死から井端の四球、森野の右前打、ウッズの四球で満塁。打席には中村紀が立った。上園の真ん中高めの直球をたたいた。三遊間を抜ける2点適時打。バットを放り投げると一塁上で右拳を振り上げ、川相一塁コーチとハイタッチした。超満員のスタンドの盛り上がりが途切れる間もなく、続く李が真ん中低めのフォークを右翼に豪快な3ラン。初回に3点を奪った13日に続く鮮やかな先制劇。「JFK」を擁する阪神の機先を制して大量5点を奪った。

 中村紀は「今年一番緊張した。あそこで打てないと流れが変わる。持っているものを出した」とホッとしたように言った。腰痛のためにレギュラーシーズン終了からの5日間で2度痛み止めの注射を打ち、薬を服用して試合に臨んでいた。日常生活でもトイレで用を足す際に「腰に力が入らないので出ない」とまで言う。だが、照準を合わせたCS2試合で8打数5安打2打点の大当たり。05年の韓国リーグ首位打者の李は、来日1年目で変化球に苦戦しただけに大興奮。「今年一番大事な試合で、いいところで打てて気分がいい。思い出に残るホームランだ」と一気に話した。

 荒木、井端に5番から3番に上げた森野の上位3人も見事に機能した。落合監督は「森野の3番? 144試合とは違うんだ。そこが戦い方の違いだ」と説明。その上で「この2日間はゲームの入り方が違った。シーズンより良かった。去年の悔しさがあったんじゃないか」。ナインの違いを感じ取っていた。選手には、リーグ優勝を逃し、今月3日にロッテの2軍時代以来28年ぶりに頭を丸刈りにした落合監督の決意も短髪の中村紀、李らに伝わっていた。

 52年ぶりの頂点を目指した昨年の日本シリーズ。白星発進後の4連敗で日本ハムに敗れた。04年に続く敗退に「短期決戦が苦手」というイメージもついた。だが、1年を経て、ここ一番で集中力を発揮した。「うまいこと照準を合わせてやってくれた。4年間で3回も短期決戦をやっている。そろそろ覚えないと」と満足そうに話した。
 守護神藤川に投げる機会を与えずに阪神を退け、18日からは巨人との第2Sを迎える。15日は休んで英気を養い、16日から練習を再開してペナントレースで敗れた雪辱を期す。落合監督は「高校野球なら負ければ終わり。選手もそれぐらいの気概でやっている。(日本シリーズへ)突き進みたい」と宣言した。中村紀は「何とか日本一になりましょう」とお立ち台で叫んだ。球団初のリーグ連覇を阻まれた借りを返せば“三度目の正直”が見えてくる。

(元記事::日刊スポーツ)
PR
14 . October
 ◆セCS第1S・第1戦 中日7─0阪神(13日・ナゴヤドーム) 

セ・リーグもクライマックスシリーズ(第1ステージ)がスタート。レギュラーシーズン2位の中日が3位・阪神に大勝。第2ステージ進出に王手をかけた。先発・川上が6回1死まで完全投球。7回を投げて被安打2、9奪三振、無失点の力投を見せると、打線は初回にウッズが2ラン、6回には森野が3ランを放つなど投打の主役が働いた。きょう14日の第2戦に勝つか、引き分ければ、18日からの巨人との第2ステージに進む。

 勝利を見届けた川上は、ナインをベンチ前で出迎え、最後に落合監督と固い握手を交わした。「いい投球ができた。初戦を勝つという重要な目的があったので」“超”短期決戦の初戦を制し、初めて笑顔を見せた。

 闘志を前面に出した。何度もほえ、拳を握りしめて味方を鼓舞した。初回先頭の鳥谷を空振り三振に取り、いきなりガッツポーズ。6回1死から関本に左前安打を許し、完全試合の望みは断たれたが、決して集中力は切らさなかった。「コントロールが良かった? 全体にいい方だった」7回2安打無失点。二塁を踏ませない完ぺきな内容の91球だった。

 “開幕戦”に向け、体と心の調整した。「本当に(先発は)言われてない。中田と書いてある新聞もあったので中田に聞きましたもん。(この日は)多少、知り合いを招待していたけど、第2戦は招待していなかったので…」首脳陣から打診はなくとも、前日(12日)のミーティングで先発をうすうす予感していた。実際に知ったのはこの日の練習中だったが、3年連続で開幕投手を務め、2度の日本シリーズともに初戦を任された自負から先発するつもりだった。

 9月6日の巨人戦(ナゴヤドーム)から、走者がいなくともセットポジションで投球する。この日はクイックも織り交ぜた。「狙い球を絞られてもフォームでずらす感じ」力勝負で打者を牛耳る理想を追い求めず、今できることを必死で模索した結果の快投だった。

 エースの奮闘が、1954年の日本シリーズ第7戦の杉下茂氏以来、チームで53年ぶりのポストシーズン完封ゲームを演出した。それでも落合監督は「今日で終わりじゃない。明日に気持ちは切り替えた」と気持ちを引き締めた。その言葉とは裏腹に、勢いに乗った落合竜が、このまま一気にトラを制圧する。

 ◆セ初CS大盛況 今季最多の観衆 セ・リーグ初のクライマックスシリーズ第1戦は大盛況となった。この日のナゴヤドームは全席指定にもかかわらず、午後4時の開門を待ちきれないファン851人が開門待ち。観衆は3万8385人と今季最多だった5月3日の巨人戦(3万8258人)を上回った。報道陣も日本シリーズ並みに駆け付け、大入り袋も、通常の280袋から100袋増やしたにもかかわらず「足りなかった」と、球団関係者は驚いていた。

(元記事::スポーツ報知)
12 . October
12月に台湾で行われる北京五輪出場をかけたアジア予選に挑む星野仙一監督率いる野球・日本代表が12日、最終候補メンバー34名を発表した。内訳は、投手は15名、捕手4名、内野手8名、外野手7名。9月の追加メンバーで唯一アマチュア野球界から召集された愛工大・長谷部康平投手がメンバーに入ったが、高卒ルーキーで11勝を挙げた東北楽天の田中将大投手は落選した。主将はアテネ五輪、2006年ワールドベースボールクラシックの出場経験がある東京ヤクルトの宮本慎也が務める。この日発表されたメンバーで11月21日からの宮崎強化合宿に入り、最終登録メンバー24名に絞る。

■投手15名
ダルビッシュ有(北海道日本ハム)
武田久(北海道日本ハム)
武田勝(北海道日本ハム)
杉内俊哉(福岡ソフトバンク)
涌井秀章(西武)
渡辺俊介(千葉ロッテ)
成瀬善久(千葉ロッテ)
小林宏之(千葉ロッテ)
加藤大輔(オリックス)
川上憲伸(中日)
岩瀬仁紀(中日)
藤川球児(阪神)
上原浩治(巨人)
高橋尚成(巨人)
長谷部康平(愛工大)

■捕手4名
里崎智也(千葉ロッテ)
矢野輝弘(阪神)
阿部慎之助(巨人)
相川亮二(横浜)

■内野手8名
TSUYOSHI(千葉ロッテ)
川崎宗則(福岡ソフトバンク)
井端弘和(中日)
荒木雅博(中日)
宮本慎也(東京ヤクルト)
小笠原道大(巨人)
新井貴浩(広島)
村田修一(横浜)

■外野手7名
稲葉篤紀(北海道日本ハム)
サブロー(千葉ロッテ)
多村仁(横浜)
和田一浩(西武)
森野将彦(中日)
青木宣親(東京ヤクルト)
高橋由伸(巨人)

(元記事::スポーツナビ)
05 . October
【中日3―2広島】
開幕直前のテレビ番組で、2年連続のリーグ優勝を果たせなかった場合に丸刈りにすることを家族と約束していた落合監督が頭を丸めて登場した。
本拠地最終戦をサヨナラ勝ちした試合後はグラウンドでファンにあいさつ。リーグ連覇を逃したことに「ファンも悔しいと思うが、われわれも悔しい」として「まだ日本シリーズを戦うチャンスが残されている。髪の毛は伸びてくるけど、今シーズンは戻ってこない。失うものはない。全身全霊をかけて戦っていくだけ」と
クライマックスシリーズからの巻き返しを誓った。

(元記事::スポーツニッポン)
28 . September
【中日4-1阪神】バイプレーヤーが窮地のチームを救った。中日は27日、荒木雅博内野手(30)の今季1号3ランで阪神を下し、残り6試合で優勝マジックを6とした。26日の巨人戦では悪送球、この日も2度のバント失敗と、らしからぬプレーを繰り返してきた名手が土俵際で値千金の一発。数字的には依然厳しいが、リーグ連覇の可能性がある限り、落合竜はあきらめない。

 最高の手応えだった。荒木が0―0の5回無死一、二塁から左翼ポールを際どく巻く先制の1号3ラン。「オレが一番ビックリ箱やったよ。なかなかない感触だからね」とプロ12年目で通算17本目の一発を振り返った。

 借りを返したかった。初回無死一塁、そして3回無死一塁と連続送りバントに失敗。「初めて2回続けて失敗した。情けなくてしようがなかった」。吹っ切れない気持ちのまま迎えた5回のチャンス。落合監督が絶妙のタイミングで呼び寄せると、耳元でささやいた。「投手が走者だから送らせない。思い切り打て」。

“3度目の正直”は04年7月29日の阪神戦で井川(現ヤンキース)から2ランを放って以来のアーチ。9回にも中前打を放つと、すかさずリーグトップの今季29盗塁目となる二盗を決めるなど、積極性を完全に取り戻した。

 今季は5月に右足内転筋痛、6月にも守備の不調で2軍降格を命じられた。「でも、監督を優勝させてあげたい」と若手と必死に練習に励み、1軍に戻ってきた。守備ではダイビングキャッチを常に試みるため、左肩痛が治ったためしはない。数試合前まではバットを振り切れないときもあったが、ようやく状態は上がってきた。

 首位・巨人と1・5ゲーム差に縮め、残り6試合でマジック6とした。厳しい状況は変わらないが「高校野球だって1回負けたら終わり。うちが全部勝てばいいんだ。心配するな、全部勝つから」と落合監督は力強く言い切った。奇跡の6連勝へ、落合竜が最後の力を振り絞る。

(スポーツニッポン)
Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]