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18 . September
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02 . August

 【セ】横浜市の隣、川崎市出身の中日・井端が故郷に錦を飾った。1点を追う3回に左翼フェンス直撃の同点適時打を放った。「地元で活躍できて良かったです。もう1本打ってりゃぼくに(MVPが)なびいてたかもしれません」。4回の打席で凡退して、そのまま交代。初回には堀越高の後輩である岩隈と対決(左飛)。「かわいい後輩です」と対戦を喜んでいた。
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29 . January
 中日の井端弘和内野手(32)が28日、名古屋市中区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円増の2億7000万円で更改した。日本人選手として今季の年俸10傑入り(28日現在)を果たすとともに、球団から3億到達への“言質”も獲得。「野球モード」に切り替えて、29日にキャンプ地・沖縄へ飛ぶ。

 豪快な本塁打は打たず、敵をねじ伏せる速球や変化球も持たない。卓越した守備力と打席でのしぶとさ。そんな匠(たくみ)が、日本野球界の10傑に食い込んだ。昨年12月26日の前回交渉から中32日。1000万円の上積みで井端の銭闘は終了、自費キャンプを回避した。

 「希望額には届きませんでしたが、きょうは少しでも上積みがあればサインするつもりでしたから。3億? 今年普通にやればいくとは(球団から)言っていただきました。手の届くところまできた。今年頑張ります」

 実質15分ほどの交渉タイムでは、2億7000万円の提示額に加え、今オフの“言質”も取り付けた。井端の満額は3億円。今季「普通に」やればクリアする。その解釈に余地はあるのだろうが、最低条件としてフル出場。それができれば成績はおのずとついてくるはずだ。

 「フル出場? 彼の守備力からすれば、体調さえ許せばできる。野球はどうなるか分からないけど、数字を積み重ねればそうなる(3億円)可能性は強い」。交渉役の井手編成担当のハードルもまずは『144試合』に設定された。

 今回の契約で、球界ベスト10入りを果たした(外国人を除く)。中日勢が4人を占拠。エースや4番が並ぶ中、いぶし銀・井端の名は異彩を放っている。いわば矛の強さだけでなく、盾の堅さが評価されたということだ。

 「キャンプも始まるし、野球モードに入ろうと思います。自主トレが順調で、今までにないくらいの仕上がりです。だからキャンプでは慌てないこと、ケガをしないことをテーマにやっていきたいですね」

 入った年俸10傑! 見えた3億円! そしてスイッチは切り替えた。 (渋谷真)

◆FAは封印
 今季中にフリーエージェント(FA)権を取得予定の井端だが、この日の交渉ではその話題は双方ともに触れなかった。

 「うまくいけば取れるわけですが、ボクより先に川上や荒木が取る。彼らを優先してもらえればいい。それに(取得選手に対する)球団の方針は分かっています。それに従わないといけない」

 中日球団首脳が聞けばうれし涙を、そして遊撃手がほしい球団が聞けば悲しみの涙を流しそうなセリフ。「取るまではプレーに集中します!」。励みにはするが、惑わされはしない。FA封印を肝に銘じて臨むシーズンとなりそうだ。 (真 中日スポーツ)
08 . January
 中日・井端弘和遊撃手(32)が6日、中部国際空港から出発し、自主トレ先のグアム入りした。南の島でのスロー調整ではなく、現地ではフリー打撃、ノックを含めた事実上の“1次キャンプ”となるハードトレを宣言。一方、井端がリーダーとなるグアム自主トレメンバーに同行した中田賢一投手(25)は、初の海外自主トレでプロ4年目で“最速”の投球練習を視野に入れていることを明かした。

 機内に預け入れた荷物には、実に33ダース(396球)の練習球があった。

 「打者はあした(7日)から打とうと思っています。ボールをちゃんと持っていっていますから。ノックもやりますよ。(後から来る)立浪さんから言われたことを(若手には)あらかじめ伝えています。『野球をできる体で来い』ってね」

 事もなげに言い切って、井端はゲートをくぐった。グアムの目的は体づくりにあらず。その内容はチームで行う2月の沖縄キャンプに先立った「1次キャンプ」に、ほかならない。打つ、守る。立浪からの指令「野球をできる体」とは、すなわち実技練習ができる状態という意味だ。

 トレーニングは7日から、まず「5勤」。そして唯一の休日をはさんで帰国する19日の午前中まで「6・5勤」のハードトレを課す。この日、出発したのは井端のほかに中田、高江洲、田中、森岡、岩崎、藤井の計7選手。ここに後日、立浪、井上、浅尾が加わって総勢10人となる。

 「この中から1人、2人は戦力になってくれればと思います。期待しているメンバーを選んだつもりです」

 今季からコーチ兼任となった立浪からは「立浪軍団じゃなく、『井端軍団』ですよ。遠慮なしにやってくれればいい」とリーダーとしての“お墨付き”をもらっている。

 その井端が厳選した若手たち。教え、伝え、語り、見せる。ついてこい。そんなグアムキャンプは、13日からさらに加速する。使用する島内で唯一、最大の本式球場をキャンプ地とする韓国プロ野球・サムスンライオンズがやってくる。かつて中日の守護神として活躍した宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督が率いるチームだ。

 「宣監督に立浪さんが話をつけてくれたので、13日からは向こうのメニューとまったく一緒になる予定です」

 中日と同じくV奪回を使命と掲げるサムスンとの“コラボ”キャンプ。井端自身は改良型バットを持ち込み、「打率3割、20本塁打、70打点」の野望に挑む。灼熱(しゃくねつ)のグアムが、さらに熱気を帯びそうだ。 (渋谷真 中日スポーツ)
31 . December
 バント、エンドラン、右打ち、小技名人の井端が、来年は本塁打も加える。来季の打撃目標として、具体的な数字を挙げて達成することを宣言した。

 「20本塁打、70打点と、打率は3割を最低条件にしたいです。体調が良ければ、打率はもっと上もと思っています」

 今年は打率2割9分6厘、5本塁打、45打点だった。本塁打、打点はかなりハードルを高くしている。でも、達成したい。それは、カブスへ移籍する福留の抜けた穴を何としても埋めたいという思いからだ。

 「穴は相当でかいです。代わりにできる人なんていません。少しでも、残りの野手8人でカバーしたい。みんな少しでも成績を良くするしかない」

 右ひじを故障した今年は別として、最近の福留の成績を考えれば、30本塁打、100打点分を穴埋めしなければならない。「個人的にはその半分を埋めたい」と井端は話すが、50打点を上積みするのは打順にもよるため厳しい。でも、「ホームランくらいはいけるんじゃないか。そうなれば20打点は増えます」と、15本塁打の上積みは可能と考えている。では、どう量産するのか?

 「打ち分けだと思います。ホームランを狙う打席が増えるだけです。練習でもカンカンはいるんで、下手な細工をしなければ」

 今年までグリップの太いタイカッブ式のバットを使っていたが、来年は普通よりやや太いくらいのグリップのバットを使う。これまでのバットが振りにくくなったためだが、それは力がついてきたからと井端は考えている。つまり飛距離増も期待できる。来年の打順は2番が最有力だが、小技プラス、目標の成績を達成できれば鬼に金棒。最強の2番打者が誕生する。 

(山本諭 中日スポーツ)
27 . December
 中日の井端弘和内野手(32)が26日、名古屋市中区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円アップの年俸2億6000万円の提示を保留した。4年連続の全試合出場が認められての大幅アップにも「3億円が欲しいんです!」と直訴。落合竜が誇る不動の遊撃手が、プライドを懸けた“銭闘”を開始した。

 あの手この手の駆け引きなし。交渉戦略はシンプルで分かりやすい“正攻法”だった。球団査定にも、提示額にも、決して不満があるわけではない。ただ、自分がナンバーワンという自負があるからこそ、もう一声! 井端が包み隠さず本音をぶつけた。

 「(判を押そうか)途中で迷いました…。プロ10年間で今年が一番、評価してもらいましたから。でも、自分では12球団一のショートだと思っているので、そのプライドが押さなかった。球団には“3億円欲しいんですが”と言いました」

 球団の提示は4000万円増の年俸2億6000万円。今季はチームトップの打率2割9分6厘で打線をけん引した上に、守備でも鉄壁布陣の要として活躍。4年連続の全試合出場を果たしたことも大きく評価された。

 この時点で、セ・リーグの遊撃手の年俸史上トップだが、ここで簡単にサインすることを、野球人としてのプライドが許さなかった。野球と一緒で、交渉もどん欲に-。この日の交渉は「1回目の話し合い」と位置づけて、あえて保留した。

 「過去を含め、ぼくはセ・リーグのショートで一番もらいたい。というより、セ・リーグでは誰も達成してない3億円です。ただ、それは来年に取っておくとして、せめて今年はその一歩手前までと思っています」

 交渉中、さすがに3億円突破は無理と判断。そこで、今オフの照準は2億7、8000万円までの上積みに切り替えた。その際の争点は『全試合出場の価値』。今後について、井手編成担当は「全試合に出ることの価値観が井端とわれわれでは少し違った。井端は全試合出場を誇りにしているから“そこをもっと評価してほしい”と。評価しているつもりだけど、また社長を含めて話し合います」と井端の意をくんで提示額を見直す可能性を示した。

 だから、井端には怒りや落胆、悲壮感もない。越年決定も、淡い期待を抱きながら、来月中旬以降に予定される次回交渉の席に着く。

 (安藤友美)

 【遊撃手の最高年俸】 これまでの日本プロ野球遊撃手の最高年俸は、松井稼頭央(32)=米大アストロズ=の03年西武在籍時の3億5000万円。前年の02年に最多安打のタイトルやベストナイン、ゴールデングラブ賞などを獲得するなど活躍し、2億5500万円から約1億円アップを勝ち取った。
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