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20 . September
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09 . October
 CS第1ステージで戦う相手を待つ落合竜。阪神か、巨人か。どっちとやりたい?
 まずは阪神派。「今年は阪神にヤラれた気持ちがすごく強い。だから第2ステージで6試合戦うより、3試合なら勢いで勝てるかも」と荒木。井端は「今年の相性が悪いから、先に突破しときたいです」と続けた。
 一方、森バッテリーチーフコーチは巨人派だ。「巨人にアドバンテージをやったら、あの球場(東京ドーム)だからな。阪神にアドバンテージがあった方が、戦いやすいんじゃないか」。
 落合監督は中立派。「3位で通過したウチに選ぶ権利なんかないよ」。谷繁は「どっちみち両方とやらなきゃいけないんだから一緒」と述べた。
 ベストメンバーで臨む12日の阪神戦の勝敗が、次なる敵を確定させる意味深な一戦になるかもしれない。
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06 . October
ドジャースに3連敗 あっけなく幕を閉じた福留の1年目

ドジャースとのプレーオフ3戦目にスタメンから外れた福留、メジャー1年目が終わった【Getty Images Sport】 福留孝介のメジャー1年目はあっけない形で幕を閉じた。プレーオフ地区シリーズで、カブスはドジャースにまさかの3連敗。福留自身も、5日(日本時間)の第3戦ではスタメンから外され、途中出場でセンター前ヒットを放ったものの、プレーオフでは3試合で10打数1安打に終わり、屈辱の中でシーズンを終えた。レギュラーシーズンの開幕戦で衝撃的な3ランを放ち、割れんばかりの「フクドメ」コールを浴びてから約6カ月。最後は、ファンから大ブーイングを浴びてグラウンドを去った。
 プレーオフ第2戦の後、ルー・ピネラ監督はこう吐き捨てた。「福留を使う意味がない」。敗戦での怒りの矛先は、完全に背番号「1」に向けられた。そして、地区シリーズ敗退により、現地メディアからプレーオフ敗退の戦犯扱いされるのは間違いない。来年はファンの厳しい目も待っている。福留にとっては、今季以上にいばらの道が待っているかもしれない。

 今季の福留は、6月下旬に左ふくらはぎの張りを訴えて以降、調子を上げることなくシーズンを終えてしまった。7月以降の不振の理由に関して、福留はシーズンに入る前の練習不足を挙げた。

「最初、春先に(不調が)出なかったのが不思議なくらい。自分の中でいまいち消化ができない部分っていうのが(シーズン当初から)あった。その辺がうまく消化しきれず、最後に尾を引いちゃったのはある」

 日本ではシーズン半ばでも、やり直しがきくという。メジャーに比べれば、日程的にも十分余裕があるし、練習場所も確保される。だが、メジャーは日程が厳しい上に、練習場所もなかなかとれない。オーバーワークの恐れがあると、首脳陣から「待った」が掛かる。福留は「それがこっちの野球なんで、言い訳するつもりはない」と話したが、終盤は体のキレも、ボールへの対応も、明らかに精彩を欠いていた。

■自分のスタイルを貫いた結果
 シーズンの終盤、福留はスタメンを外れる機会が多かったが、表情は暗くはなかった。むしろ、明るかった。おそらく本人には、ことしはどうにもならないという「あきらめ」が少し入っていたのだろう。レギュラーシーズンが終わった際、福留はこう話した。「(シーズン後半の不振は)予想の範囲内。こんなもんだろうなというのは自分でもある」。シーズン途中、付け焼き刀で何かを変えても、来年以降につながらない。かたくなに貫いたその姿勢。ただ、首脳陣は結果が出ないままスタイルを変えない福留に対して何を思ったか。もどかしさは、当然持っていたと思う。

 「自分はちっちゃいころから頑固だから」。8月下旬、ピネラ監督が直接指導に乗り出したときも、その「頑固さ」は垣間見えた。監督のアドバイスに耳を傾けはしたが、「今までの(自分の)スタイルという話になったときは、もう少し(自分の中で)ここをこうした方がいいのかなという部分もある。それは今まで僕を見ているわけではないので仕方がない」。
 9月中旬には決定的なシーンがあった。打撃練習中に、カブスの永久欠番選手で、球団のアドバイザーも務めるビリー・ウィリアムスが、福留のもとに歩み寄り、ショート(左方向へ)へノックを打つように命じた。福留はしぶしぶといった感じでそれに応じたが、表情は明らかに曇っていた。ウィリアムスは「彼は今、少し引っ張り過ぎる傾向にある。だから、しっかりとボールを見て、体が開かないように打席に立つように心掛ける必要がある」とノックをさせた理由を語った。だが、福留にとっては解せなかったのかもしれない。自分の打撃技術に関して、確固たる信念があるがゆえ、福留をずっと見ていない監督やコーチ、そして、周囲の指導は少し違和感を覚えた。

■1年目で直面した課題 来季どうクリアするか
 客観的な視点が足りなかったことはないか? シーズンの総括でこう問われ、福留は真っ向から否定した。

「客観的な視点っていうのはいくらでも探そうと思えば探せる。今はビデオとかそういうのもある」

 ただ、自分が今どこが悪いのか客観的に理解したとしても、それを修正する処方せんを、今季の福留は持ち合わせていなかった。即効性のある処方せんを与える人もいなかった。そして、そのままシーズンは終わりを迎えた。

 シーズンの始めから終わりまで、一貫して「日本のスタイルを変えない」と話した福留。その結果として、メジャー1年目が成功だったとは言い難い。だが、今季意図的に「変えなかった」こと、ある程度予想して「もがき苦しんだ」ことが、来季以降にどうつながるのか。ことし残した大きな課題――。「それは自分次第で何とでもなる」。シーズンが終わっても、自信が失われることはなかった。2年目への扉は、閉ざされてはいない。

 <了>

18 . September
 16日に久々に勝利を挙げたチェンの17日のランニング時間が気になった。登板翌日はポール間を走るのだが、前回登板翌日の11日は17日付の紙面にもあるように1時間9分走っていた。

 「今回は30分です。近藤さん(投手コーチ)、勝崎さん(トレーニングコーチ)に30分でいいと言われました」。普段は30分だが、5イニングKOされた前回は、近藤コーチからスタミナ強化をアドバイスされ「球数も少なかった(86球)ので走りました」とチェンは話す。

 1時間9分。もちろんコーチに時間を計ってもらったのだと思ったら「いいえ、自分で時計を見て時間を計りました」。スコアボードのアナログ時計で計ったはずで、1時間10分と言いたくなるところを1時間9分とはまた細かい。1分たりともごまかさないチェンの素直さを見習わないといけない。 (山本諭)

11 . September
■我慢して福留を使った首脳陣

 これか、恐るべしヤギの呪(のろ)いは。ここ10試合(現地9月9日まで、以下すべて現地日付)で2勝8敗、そのうちサヨナラ負けは2度。カブスのチーム状況は“今季最悪”の事態に陥っている。ついにあるメディアは、シーズン終盤で8ゲーム差をひっくりかえされた、屈辱の1969年を持ち出し、カブスファンを一層不安にさせている。

 ここは、背番号「1」が救世主となって……。しかし、長い間、不振から光を見出せないでいる福留孝介は、ここ数試合先発から外された。チームの大ブレーキでなりふり構っていられなくなったカブスは、福留を我慢して使う限界を通り越し、ベンチに置かざるを得ない状況になったのだ(ちなみに10日のカージナルス戦は「6番・ライト」で先発出場)。

 首脳陣はむしろ、ここまで「よく我慢して使った」と言っていいかもしれない。福留の打率は6月から現在まで、まさにバブル崩壊後の日本経済のように急降下した。6月→2割6分4厘、7月→2割3分6厘、8月→1割9分3厘、9月→1割(9日現在)。その間、ルー・ピネラ監督が直接指導に乗り出したり“早出特打”をしたり休みを与えたり……いろいろと福留復活に気をもんだが、福留の状態は上がってこない。一度狂った歯車は、なかなかうまく回転しない。

■スカウト「打ち取りやすい打者」
 米スポーツ専門局『ESPN』電子版は3日、今季のフリーエージェント選手を評価する記事を出した。もちろん、福留も挙がっていたのだが、内容は少し衝撃的だった。数人のスカウトは、福留に対して「打ち取りやすい打者」という言葉を使っているという。そして「対戦相手はゲーム序盤に投手が内角の胸元に1、2度突けば、後は外のボールで打ち取れる」と分析しているようだ。極め付けは、「福留はイチローのようなアプローチをしているが、イチローのようなスピードとバットコントロールに欠けている」と指摘していた。

 福留がイチローと同じアプローチだとはまったく思わないが、この「内角を突く」というのは、福留攻略のキーワードだろう。自分が記憶している範囲で申し訳ないが、この内角攻めが顕著に見え始めたのは、オリオールズとの交流戦(6月)からだと思う。

 交流戦は期間が限定されるため、同じリーグや同地区のチームよりもかなり「データを重視した作戦」を取ると言われている。4、5月に「福留が外角の球をうまくさばく」というスカウティングリポートが出ていたのだろうか。そのとき、オリオールズバッテリーは福留に対して、執拗(しつよう)に内角を突いた。その3連戦で登板した先発の一人、ジェレミー・ガスリーに、福留の攻め方に対しての話を聞くと、こう答えていたことを思い出す。「内角をうまく攻められれば、外角の対処も落ちるだろうから、それが狙いだ」。ただ、彼は福留に本塁打を浴びた。内角を突くはずの球が、ど真ん中に入ったからである。福留は6月中旬までは、失投を逃さなかったのだが……。

■“してやられた”シーン振り返る

 そしてもう一つ、福留攻略の鍵は「オフスピード(スピードを殺した)ボール」である。特に福留が左投手の外角のスライダーや右投手の内角のスライダーに空振りし、体重が前のめりになったり打席でくるっと1回転したりする姿が、今季終盤よく見られる。現地記者にも一度聞かれたことがある。「どうしてああいう空振りが増えたんだ?」と――。

 これは、偶然ではないと思うのだが、福留が内角攻めと、この外角スライダーで完ぺきに“してやられた”というシーンがあった。6月24日、オリオールズ戦の9回1死満塁で守護神の左腕ジョージ・シェリールと対戦したときだ。そのときの攻めを振り返る。

初球:内角高めの胸元すれすれの球→ボール。福留はのけぞり、その勢いでバッターボックスから飛び出した。

2球目:外角ストレート→福留は見逃し、ストライク。

3球目:外角スライダー(ストライクからボールになる球)→福留は空振り。

4球目:3球目とほとんど同じコースの外角スライダー→福留は空振り。体重が前のめりになり、くるっと1回転した。

 これが他球団にとって“最高のサンプル”になったのかは分からないが、「内角を突いて外の変化球で打ち取る」という攻めは7、8月と多くなった。

■福留自身も把握しているのだが…
 データを見ても、それは分かる。福留のコース別の打率は、内角高めが1番低く、1割8分2厘。次に外角低めの2割5厘。そして、内角低めの2割6分9厘となっている。球種ではスライダーの打率が1番低く、2割1分9厘、カーブは2割6分1厘、ストレートは3割1分8厘となっている(9月9日現在)。こういった数字を、もちろん各球団は理解している。というより、もっともっと詳しいデータで徹底的に弱点を明かしている。メジャーの各球団は、打者の弱点を詳細に分析し、そこを執拗(しつよう)に攻めてくる。福留は丸裸にされ、もがき苦しんでいる。

 もちろん、こういった傾向を、福留自身も理解はしている。彼は開幕当初と夏場の投手の攻め方について、「外だけじゃなく、内も使うだろうし、速い球もあれば、遅い球も変化球もあるだろうし。そういうのが多く混ざるようにはなっている」。そして「それが当たり前」と話した。ただ、分かってはいても、他球団が分析した弱点(福留は違うことを思っているかもしれないが)を、克服できないでいる。

 福留の口癖は、「1年を通してやってみないと分からない」。打撃のアプローチが正しいのか、正しくないのか。それはシーズンの途中では「判断できない」。ただ、もう9月も半ばを迎える。シーズンの終わりがすぐそこまで迫っている。開幕戦で踊った“偶然だぞ”のプラカード。それが今は少し皮肉に感じる。福留が再びヘルメットを高々と抱げるシーンが今季見られるのだろうか。シカゴの街は、すっかり秋の気配が漂い始めている。
11 . September
 試合前の練習が一段落してベンチに引き揚げてきた荒木が、9日に甲子園でお立ち台に上がった阪神・矢野のことを話題に持ち出した。「あの言葉、今度はオレがかぶせちゃおうかな。『必死のパッチ』って」

 「必死のパッチ」-。聞き慣れない言葉だが、主に関西で「一生懸命」の意味で使われているらしい。阪神では矢野や関本が好んで使っている。9日はサヨナラ弾を放った矢野がお立ち台で「必死のパッチです」と連発していた。

 もともと荒木は日本代表のチームメートでもある矢野と親しい。仲の良い先輩がお立ち台でアピールする姿に大いに刺激されたようで、「今度はボクがお立ち台で使います」と仰天の予告?も飛び出した。次に荒木がヒーローになる日は、お立ち台での決めゼリフにも要注目だ。

 (木村尚公)
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