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18 . September
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06 . February
 中日・川上憲伸投手(32)は5日、沖縄県恩納村の選手宿舎で2度目の契約更改交渉を行い、現状維持の3億4000万円でサイン。順当なら公式戦開幕3日目の3月30日にフリーエージェント(FA)権を取得する竜のエースが、節目の“FAイヤー”に臨む。川上は交渉に先立ち、難病と闘う少年と沖縄で再会し、あらためて活躍を誓った。

 わずか15分間の短い交渉であっさりとサインをした川上は、苦渋の表情を浮かべた昨年末の初回交渉とは打って変わり、さばさばとしていた。

 「前回保留したときから、『次はサインする』と決めていました。キャンプに入ってからサインしたことも予定通りです」

 前回と変わらなかった提示金額に100%満足しているわけではない。「納得したか? 何とも言えない。ただ、保留した時点で『次も提示は変わらない』という思いはあった」。金額の上積みを期待するより、自らに踏ん切りをつけるための“冷却期間”。だから、選手としての気持ちはすでに今シーズンへ向かっていた。

 「年末から十分に気持ちは切り替わっています」。5日でピリオドを打った自費キャンプさえも実は決意の表れ。「2年前にキャンプでサインしたときもいい成績を残しましたから、今回もしたいと思っていた」。17勝を挙げ、最多勝、ベストナインなどタイトルを獲得した2006年の再現を自らに期待し、“験担ぎ”での2月決着であることを明かした。

 チームでは大トリの更改で区切りはつけた。そして、08年は野球人生最大の分岐点ともなるはずだ。あと3日の出場選手登録でFA権を取得する。開幕1軍メンバーに入りさえすれば、3月30日に節目の日を迎える球界屈指の右腕。FA宣言すれば、日米複数球団による争奪戦となるのは間違いない。

 中日球団にとって、福留に続いてのエース流出は絶対に避けたいはずだが、この日の交渉では互いにFAの話題は封印した。「そういう話は出ていない。隠すこともありません。来年以降も頑張ってくれという話? ありません」。努めて淡々と、川上は振り返った。

 FA権の取得はイコール周囲の“雑音”と直結するが、惑わされないだけの覚悟はきっちり付けた。「僕は僕の目標に向かうだけです」。マウンドで仁王立ちする姿は、今年も変わらない。

 (中日スポーツ 木村尚公)
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10 . January
 自主トレのため、9日にサイパンへ向かった中日・川上憲伸投手(32)ら中日5選手がハプニングに見舞われた。サイパン行きの航空機が中部国際空港に到着せず、出発未定になったため急きょグアム経由に変更。サイパン着が10日未明にずれ込むドタバタ出発となった。サイパンでは川上は例年通りにけがをしない体づくりに取り組む。また、保留中の契約更改は次回交渉はキャンプ中となり、即サインする考えも明らかにした。

 目の前で起きているハプニングにも、川上は実に落ち着いていた。サイパン直行便がいつ出発するか分からず、急きょグアム経由に振り替え。しかもサイパン行きより出発が早くなり、中部国際空港に着いてから1時間で出国というドタバタぶりだったが、全く気にする様子はなかった。

 「(事情は)詳しく聞いてなかったんですけど、飛行機が遅れるのはつきものだからしようがないです」

 川上は落ち着いていたが、かわいそうなハプニングだった。出発予定時刻は午後8時45分だったが、夕方の時点で午後10時20分発に変更されていた。さらに午後11時20分発に変更。グアムから来る航空機が折り返すことになっていたが、整備不良のため現地から飛び立つことができず、結局10日午前8時半発にずれ込んだ。

 そのため、急きょ午後8時発の便で、グアム経由でサイパンへ向かうことに変更した。グアム到着は現地時間の10日午前0時50分すぎ。午前2時半発の便に乗り換えて、サイパン着は午前3時20分と、直行便より2時間ほど遅れて現地に降り立つことになった。

 ドタバタで出発した川上だが、3年連続となるサイパン自主トレでは、けがのない体づくりをしっかりしてくるつもりだ。五輪予選のため昨年12月まで野球をやっていたものの、疲れはない。

 「予選に出て、(日本一関連の)催し物には出られませんでした。祝勝会とか出たかったです。でも、野球だけに打ち込めて良かったのか、疲れは残ってません」

 インナーマッスル(肩や腰などの関節を支える内側の筋肉)を鍛え、走り込んだ昨年同様の調整になる予定で、マイペースで体を仕上げる。大将格は川上だが「若い選手には、朝倉や小笠原からもアドバイスがあるだろうし、いいことに気付けば話したい」と、後輩のリーダーシップを期待している。泰然自若で、川上は今年も中日投手陣を支える。 

  (山本諭)

◆現状維持提示を保留
 川上は1回目の交渉で保留した契約更改について、次回はサインする意向を明らかにした。「次の交渉はキャンプ中にやることになりますが、(年俸が)上がろうとダウンしようと判を押すことは決めている」と強調。球団側は1回目で現状維持の3億4000万円を提示。川上は形式的に自費キャンプ突入となるが、スッキリと練習に打ち込める。
27 . December
 中日・川上憲伸投手(32)が25日、名古屋市中区の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の3億4000万円を保留した。自身2度目となる越年が決定したが、下交渉の段階ではダウン提示だったようで「寂しい」と発言。また、フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留した岩瀬仁紀投手(33)も同日、契約更改交渉したが保留。こちらは単年契約か複数年契約かを決められずに越年した。

 ちょうど1年前とはすべてが違う。交渉日はクリスマスの12月25日、開始時間も午後4時、交渉時間も1時間ちょっと。そこまでは同じだったが…。会見場に現れた川上は苦笑いを浮かべ、肩を落としていた。この日、提示されたのは現状維持。だが、数日前の下交渉では、まさかのダウン提示を受けていた。

 「サイン? していないです。判を押したい気分にはならなかった。額を見て? やっぱりなと。うすうすは感じていたけど。寂しいですね」

 今季は12勝8敗で防御率3・55。1億円増で一発サインした昨年の17勝7敗、防御率2・51よりすべての面で劣っている。それに3億円以上の年俸ならノルマも高くなる。球団側は査定とノルマを考えて下交渉では1000万円程度のダウン提示をしたもよう。この日は現状維持を提示したが、4年連続2けた勝利を達成、今年も1年間ローテを守ったエースとしては納得できなかった。

 交渉で訴えたのは“巨人&阪神戦料”だった。今季は26試合中、優勝を争った巨人に7試合(1勝3敗)、阪神に7試合(4勝2敗)と全体の半数以上に登板。ローテを組み替えてまで対戦したが、球団側は考慮していなかった。

 「『たまたまじゃないのか』といわれたけど『たまたまじゃないですよ』と。そういうチームに向かっていくにはそれなりの評価をしてもらわないと。これでは勇気が出ない」。強豪と対戦するのはエースの宿命だが、それに見合う報酬を要求した格好だ。「問題は来年の気持ち。自分がマウンドに立ってガッといけるか。ボランティアで野球をやっているわけじゃない」

 次回は来年1月下旬もしくはキャンプ中だという。5度目の交渉の末に2月にサインした一昨年度以来の“越年”となるが…。思えば今オフにFAで流出した福留も前年度は契約交渉でこじれていた。川上は来年3月30日にもFA権を取得。この日はFAの話題は一切なかったというが「ちょっと寂しいですねと言いました」。球団側は川上の主張を受けて見直しを検討することになるが、同じ道だけは避けたい。

 (兼田康次)

 ■中日・井手取締役編成担当「(川上は)相手を選んで出ているという主張だった。その辺は分かりました。球団は数字だけで評価していた。(提示を見直すかは)これから考えます」

(中日スポーツ)
23 . November
◆日本 6-0 豪州
 アジア予選の第1戦の先発に向け、川上が福岡で名乗りを上げた。豪州はマイナーリーグの選手が主体とはいえ、4イニングを1安打、6奪三振。4回に先発メンバー唯一のメジャー選手、ヒューバー(ロイヤルズ)に中堅フェンス直撃の二塁打を浴びたが、スキは全くなし。会見場に現れた川上は笑顔で振り返った。 「シリーズ以来で不安はありました。ストライクが入るかなと思ったんですが、腕は振れたし、1回が終わって、想像通りのピッチングができました」

 実戦のマウンドに立つのは10月27日の日本シリーズ第1戦以来。間隔は空いたが、シリーズまで投げていた分、感覚を取り戻すのに時間はかからなかった。宮崎のブルペンでは「ワイドに攻めたいから」と、内、外角ぎりぎりのラインへずっと投げていた。その成果が試合に表れた。

 「もっと散らせば良かった。真ん中に集まりましたね。インコースを結構取ってくれて、あそこまで取ってくれるなら、ワイドに使えます」

 完ぺきを求めようとするのは川上らしいが、打たれなかったのが、制球の良さを証明している。

 日本代表のユニホームを着るのは、明大時代の97年のインターコンチネンタル杯以来。プロでは初めてだが、プロ10年目となればどっしり構えている。

 21日から合流した長谷部(愛工大)に、自分から話しかけた。プロばかりのチームになじんでもらおうという心遣いだった。「楽になったです。いつもテレビで見てたんで話してもらって良かったです」と長谷部を感激させた。周りに気を配れるのは、プロ10年の経験である。

 アジア予選へ向け結果を出した。登板が空いたことを心配していた星野監督も笑顔で褒めた。

 「非常に心配してました。シリーズ以来投げてなかったし。でも、球のキレ、コントロールを見て、さすが憲伸といった印象を受けました。でも、4回ですからね。6イニングだったら分からないですけど」

 最後の辛口は半分ジョーク。川上への信頼が感じられた。次の登板はアジア予選。本番へ川上の視界は明るい。 

(中日スポーツ)
15 . November
憲伸に“闘将”のフル稼働指令が下った。北京五輪出場を目指す日本代表は14日、サンマリンスタジアム宮崎で直前合宿3日目を行い、アジアシリーズに出場していた中日勢5人が合流。川上憲伸投手(32)は星野仙一監督(60)からフル稼働を命じられた。

 「先発でとか、中継ぎで、とかはない。どこで投げても迷惑を掛けずに力になりたい」

 川上にとってプロ入り後初の日本代表。「遅れて来て違和感はある」と言うが、星野監督の考えは伝わっていた。宮崎入りした前夜、宿舎であいさつすると「岩瀬は休ませたるが、憲伸は覚悟しとけ!」。これには「相変わらずでしたね」と笑った川上だったが、そのドスの利いた言葉ですべてを理解した。

 闘将と憲伸。明大の先輩後輩で、中日監督時代のドラフト1位という関係以上の深い結びつきがある。「憲伸だけには文句は言わさん」。その言葉の真意は、どんな状況でも投げられるようにしておけ――。当初はアテネ五輪の黒田(広島)と同じロングリリーフで3試合待機する予定だったが、状態次第では先発の可能性もある。

 大野投手コーチは「リリーフか、先発かはまだ決めてない。状態を見てから」と説明。日本シリーズ後に疲れが出て、アジアシリーズの登板を回避したが、川上は「心配ない」と言った。起用法が決まるのは17日からの練習試合3連戦の後。いずれにしても憲伸はフル稼働する覚悟だ。


(スポーツニッポン)
力を入れるのはいいけど、憲伸を壊さないでね星野カントク^^;
もういっこ後で星野ジャパンの記事を載せるときにもいいますけど、中日からの代表はなんかスターティングメンバーに入れなさそうな…。
井端くらいか?
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