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21 . September
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10 . January
 中日の荒木雅博内野手(30)が9日、愛知県豊田市で自主トレをスタートさせた。新選手会長の今季のテーマは“甘え排除”。シーズン144試合出場はもちろん、3・1オープン戦開幕戦からの全戦出場を誓った。

 2008年の荒木に欠場はない。新選手会長の“開幕戦”は3月28日にあらず。3月1日、浦添で幕を開ける。

 「その時期なら大丈夫。出ますよ。今まではどこかに(欠場してもいいという)甘えがあったと思う。体も休ませなきゃっていうのも…。そうじゃなく、最初から全部、出る。そういう気持ちでやっていきます」

 ヤクルト戦を皮切りに、12球団で2番目に多い18試合が組まれている竜の前哨戦。自身初、チームでも03年の大西以来のフルエントリーを誓った。休養、打ち込みなど主力に許された特権を謹んで辞退。もちろん、荒木の決意はオープン戦限定ではない。「シーズンも同じです」と144試合フル出場の野望を見据えている。合わせて162試合。さらにクライマックスシリーズ(優勝したら最大5試合)、日本シリーズまで突っ走る。「休みたい…」。悪魔のささやきをはねつけるためにも、春からの全戦出場を自らに課したわけだ。

 この日から豊田市内で始動。午前7時半のランニングから午後6時の終了まで、2度の食事休憩をはさんで実働7時間30分のハードメニューをこなした。投げ初め、振り初めも済ませたが、大きく変えたことが1点。昨オフから取り入れているウエートトレを、約2時間にわたって行った。

 「右肩のためにやっているんです。今までは(不安があるから)休ませるって考えでしたけど、それでも良くならない。それなら逆のやり方で行こう。鍛えてみようということです」

 昨年は2度にわたって戦列を離れ、31試合欠場する要因となった右肩痛。その克服なしに『162試合フル出場』はあり得ない。守りではなく、攻めの対処法。ここにも甘えを排除しようという荒木の姿勢がにじみ出ている。1番・荒木が不動なら、首脳陣も大歓迎。球春3月から、竜のリーダーが突っ走る。 (渋谷真)

こっちなら“ホームラン”簡単なのに…
 始動日の練習メニューの最後を飾ったのがテニス。荒木自身「生まれて初めて」ラケットを握った。最初は“ホームラン”あり“場外ファウル”ありだったが、さすがはアスリート。あっという間に軽いラリーを継続できるまで上達した。

 落合監督や与田剛氏(本紙評論家)も現役時代にテニストレを取り入れており、下半身強化はもちろんバットではあまり意識しない「面」を考える上でも効果が。みっちり2時間コートを走り回った荒木は「自分のラケット買っちゃおうかな」とどっぷりはまった様子だった。

(中日スポーツ)
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09 . January
 中日の森野将彦内野手(29)が8日、川崎市の三菱ふそう川崎グラウンドで、自主トレを公開した。昨季はバッテリーを除く7ポジションを守り、今季も中堅を中心に、オールラウンドプレーヤーとして期待されるが「キャンプでは内野でのノックを受けるつもりです。内野がきっちりできれば外野もできる」ときっぱり。沖縄春季キャンプでは恒例の落合博満監督(54)による“鬼ノック”を志願する。

 “便利屋”にだって、プライドもポリシーもある。与えられた仕事をすべてこなすため、森野は自分が信じた道を突き進む。

 「どこを守るのか分からなくても、やるべきことは、これまでと同じです。とにかくケガしない体をつくること。ぼくの場合、特にキャンプですよね…。それまでにしっかり鍛えておきます」

 この日、主に神奈川県出身選手で構成する合同自主トレを地元で公開。ランニングやキャッチボール、ノックなどに汗を流した。例年と同じ光景。キャンプを迎えるまでの今後の過程も変えるつもりはないという。

 キャンプに突入しても姿勢は変わらない。昨春キャンプは三塁の練習に専念したが、中村紀の加入で開幕は左翼スタート。その後、バッテリーを除くすべてのポジションに就いた。今年も落合監督が「(森野は)中堅をやらせる。でも、キャンプでは全部やらせる」と話すなど事態は混沌(こんとん)としている。それでも、森野本人に不安はない。それどころか、これまで通りキャンプは“内野”で、指揮官に挑戦するつもりだ。

 「(守備について)まだ何も言われていません。でも、キャンプでは内野のノックを受けたいと思っています。ぼくの基本は内野。内野さえきっちりできれば、外野も何とかなる。それが去年分かりましたから」

 沖縄の内野ノックといえば、落合監督の強烈な“鬼ノック”。その最大の被害者? がこれまでも森野だった。同監督が森野をしごく光景は、今や北谷球場の風物詩。この過酷なメニューに、定位置が固定されない今年も、あえてチャレンジする構えだ。

 あの鬼ノックで体を鍛えれば、シーズンを乗り切れる。外野の練習は実戦に入ってからでも遅くない。昨年の経験から、それは確信している。「ぼくは“便利屋”ですからね。それを売りに、今年も必死にやるだけです」。自分のポリシーに従って、ますますのパワーアップを図る。 (安藤友美 中日スポーツ)
08 . January
 中日・井端弘和遊撃手(32)が6日、中部国際空港から出発し、自主トレ先のグアム入りした。南の島でのスロー調整ではなく、現地ではフリー打撃、ノックを含めた事実上の“1次キャンプ”となるハードトレを宣言。一方、井端がリーダーとなるグアム自主トレメンバーに同行した中田賢一投手(25)は、初の海外自主トレでプロ4年目で“最速”の投球練習を視野に入れていることを明かした。

 機内に預け入れた荷物には、実に33ダース(396球)の練習球があった。

 「打者はあした(7日)から打とうと思っています。ボールをちゃんと持っていっていますから。ノックもやりますよ。(後から来る)立浪さんから言われたことを(若手には)あらかじめ伝えています。『野球をできる体で来い』ってね」

 事もなげに言い切って、井端はゲートをくぐった。グアムの目的は体づくりにあらず。その内容はチームで行う2月の沖縄キャンプに先立った「1次キャンプ」に、ほかならない。打つ、守る。立浪からの指令「野球をできる体」とは、すなわち実技練習ができる状態という意味だ。

 トレーニングは7日から、まず「5勤」。そして唯一の休日をはさんで帰国する19日の午前中まで「6・5勤」のハードトレを課す。この日、出発したのは井端のほかに中田、高江洲、田中、森岡、岩崎、藤井の計7選手。ここに後日、立浪、井上、浅尾が加わって総勢10人となる。

 「この中から1人、2人は戦力になってくれればと思います。期待しているメンバーを選んだつもりです」

 今季からコーチ兼任となった立浪からは「立浪軍団じゃなく、『井端軍団』ですよ。遠慮なしにやってくれればいい」とリーダーとしての“お墨付き”をもらっている。

 その井端が厳選した若手たち。教え、伝え、語り、見せる。ついてこい。そんなグアムキャンプは、13日からさらに加速する。使用する島内で唯一、最大の本式球場をキャンプ地とする韓国プロ野球・サムスンライオンズがやってくる。かつて中日の守護神として活躍した宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督が率いるチームだ。

 「宣監督に立浪さんが話をつけてくれたので、13日からは向こうのメニューとまったく一緒になる予定です」

 中日と同じくV奪回を使命と掲げるサムスンとの“コラボ”キャンプ。井端自身は改良型バットを持ち込み、「打率3割、20本塁打、70打点」の野望に挑む。灼熱(しゃくねつ)のグアムが、さらに熱気を帯びそうだ。 (渋谷真 中日スポーツ)
08 . January
 中日の堂上剛裕外野手(22)、直倫三塁手(19)が6日、「今季中の兄弟スタメン出場」を目標にそろって掲げた。そのビッグチャンスが今年8月に訪れるかもしれない。北京五輪に主力クラスが星野ジャパンとして参戦し、ペナントレースから多数離脱した場合、堂上兄弟が実力を伸ばし、好位置にいれば達成できる目標だ。この日の堂上兄弟は愛知県春日井市のナゴヤハウジングセンター春日井会場でトークショーなどを行った。

 スタメンが発表されるスコアボードに「堂上剛」と「堂上直」の名前が一緒に並ぶ。堂上兄弟“そろい踏み”の夢が広がる。竜ファン待望の夢であるが、当人たちも現実味をもって目標に掲げた。

 「主力の方たちが抜けることは自分たちにとってはチャンス。2人とも試合に出られればいいですね」と堂上剛が意欲を見せたのは「兄弟スタメン」。何年も先の話ではない。この夏に実現させようというのだ。

 今年8月、北京五輪出場のため、中日の主力選手がごっそりチームを離れる見込み。野手陣に限っても、昨年の五輪アジア地区予選には井端、荒木、森野、和田(西武から今季移籍)、さらに韓国代表で李炳圭(イ・ビョンギュ)も出場している。その数、計5人。だから、北京五輪では竜の野手全8ポジションの半分以上が空く可能性があるのだ。

 これはチームにとっては大きな戦力ダウンだが、その一方で“追い風”を受けるのは堂上兄弟ら若手たち。特に、新人イヤーだった昨年は1軍実績ゼロで終わった弟・堂上直は「大チャンスだと思う。その時期まで、代打でも何でもいいから1軍にいたい」と話し、どん欲にチャンスをうかがう。

 その一方で、堂上ブラザーズは「今は開幕ぐらいまでしか具体的に考えられない」と口をそろえる。夏場のビッグチャンス。そこまで生き残るのが大きなハードルだ。堂上剛は「今のメンバーではスタメンはどころか、1軍に入るのも厳しいと思う。それでも何とか開幕1軍に入れるようにしたい」と語る。堂上直も「開幕1軍」を、目標にする。

 サバイバルには入念な下準備が必要。「キャンプの最初から完全に仕上げて臨みたい」(堂上直)、「首脳陣の方たちに『おっ…』と思わせないとチャンスはない。キャンプ第1週からアピールしていきたい」(堂上剛)と、そろって2月1日をベストの体で迎えるつもり。7日からは三重県内で兄弟一緒に本格的な自主トレを開始する。「兄弟1軍」、「兄弟出場」、「兄弟スタメン」…。ステップアップへの風は吹いている。 (生駒泰大 中日スポーツ)
06 . January
 中日落合博満監督(54)が5日、打倒・巨人に自信を見せた。この日、年末年始を過ごした和歌山県太地町の「落合博満記念館」から名古屋へ戻った。横浜からクルーン、ヤクルトからグライシンガー、ラミレスと大物を続々と獲得した巨人に対し、主だった補強は西武からFA移籍の和田一浩外野手(35)のみだが、優勝できると断言。「巨人が補強したっていいじゃねえか。去年うちに(クライマックスシリーズで)勝てなかったから(補強)したんだろう。うちは(外国人補強を)しなくていいと思ったからしなかったんだ。大丈夫だよ」。
 果たして本当に大丈夫なのか? 思えば監督に就任した04年、現有戦力の10%底上げを合言葉に、前年から補強することなく、リーグ優勝。大型補強がすべてではないことを自らの手腕で実証した。それだけに「巨人の選手だって(大型補強に対して)『なんでだろう』と思っている選手はいるはずだよ。まあいつものことだけどな」。セ・リーグ、日本シリーズの完全優勝を狙う今季もライバル関係が続くのは間違いない。かつてない巨大な戦力が相手でも勝算はある。
(日刊スポーツ)
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