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19 . September
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14 . February
 中日・田中大輔捕手(23)が13日、3時間の罰走を課せられた。午後のシート打撃で、捕手としての基本を忘れ、落合博満監督(54)に指摘された。

 「ランナーがいるのに、座ったままボールを返したりして、キャッチャーとしてどうあるべきかの指摘を受けました。キャッチャーのことを考えながら走ってこいと言われて走りました」

 立てば、いざというときに各塁へ送球できる態勢をつくれるが、座ったままでは送球態勢を取れない。そのスキに相手走者が走ることだってある。11日のときはブルペンで、「試合のつもりで受けろ」と落合監督に注意されたばかり。前回、今回と、練習だからとのんびり構えていたのを、監督が見逃すはずはなかった。

 田中はシート打撃中に監督室に呼ばれて注意され、そのあと陸上競技場へ。途中、にわか雨が降ったり、悲鳴を上げる太ももをたたいたりしながら、約3時間トラックを回り続けた。走り終えると、球場にいた監督に報告へ向かった。

 「キャッチャーは一番体力がいるところだろ。立って返すだけでも下半身が強くなるんだからと言われました。指摘されてみて、あらためて大事なことだと気付きました」

 練習で気を抜いていては意味がない。3時間走りながら、田中は練習の意味、捕手の基本を考え直した。「休み明けから頑張れと監督に言われました」。言えば分かるから、落合監督は話すし、励ます。その思いを田中は3時間の罰走でしっかりと受け止めた。 (山本諭)
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08 . January
 中日の堂上剛裕外野手(22)、直倫三塁手(19)が6日、「今季中の兄弟スタメン出場」を目標にそろって掲げた。そのビッグチャンスが今年8月に訪れるかもしれない。北京五輪に主力クラスが星野ジャパンとして参戦し、ペナントレースから多数離脱した場合、堂上兄弟が実力を伸ばし、好位置にいれば達成できる目標だ。この日の堂上兄弟は愛知県春日井市のナゴヤハウジングセンター春日井会場でトークショーなどを行った。

 スタメンが発表されるスコアボードに「堂上剛」と「堂上直」の名前が一緒に並ぶ。堂上兄弟“そろい踏み”の夢が広がる。竜ファン待望の夢であるが、当人たちも現実味をもって目標に掲げた。

 「主力の方たちが抜けることは自分たちにとってはチャンス。2人とも試合に出られればいいですね」と堂上剛が意欲を見せたのは「兄弟スタメン」。何年も先の話ではない。この夏に実現させようというのだ。

 今年8月、北京五輪出場のため、中日の主力選手がごっそりチームを離れる見込み。野手陣に限っても、昨年の五輪アジア地区予選には井端、荒木、森野、和田(西武から今季移籍)、さらに韓国代表で李炳圭(イ・ビョンギュ)も出場している。その数、計5人。だから、北京五輪では竜の野手全8ポジションの半分以上が空く可能性があるのだ。

 これはチームにとっては大きな戦力ダウンだが、その一方で“追い風”を受けるのは堂上兄弟ら若手たち。特に、新人イヤーだった昨年は1軍実績ゼロで終わった弟・堂上直は「大チャンスだと思う。その時期まで、代打でも何でもいいから1軍にいたい」と話し、どん欲にチャンスをうかがう。

 その一方で、堂上ブラザーズは「今は開幕ぐらいまでしか具体的に考えられない」と口をそろえる。夏場のビッグチャンス。そこまで生き残るのが大きなハードルだ。堂上剛は「今のメンバーではスタメンはどころか、1軍に入るのも厳しいと思う。それでも何とか開幕1軍に入れるようにしたい」と語る。堂上直も「開幕1軍」を、目標にする。

 サバイバルには入念な下準備が必要。「キャンプの最初から完全に仕上げて臨みたい」(堂上直)、「首脳陣の方たちに『おっ…』と思わせないとチャンスはない。キャンプ第1週からアピールしていきたい」(堂上剛)と、そろって2月1日をベストの体で迎えるつもり。7日からは三重県内で兄弟一緒に本格的な自主トレを開始する。「兄弟1軍」、「兄弟出場」、「兄弟スタメン」…。ステップアップへの風は吹いている。 (生駒泰大 中日スポーツ)
14 . December
 中日は12日、来季の背番号変更選手を発表し、今季までの9年間、福留が着けていた背番号「1」を、堂上直倫内野手(19)が着けることになった。

 あこがれの福留の後継者に指名された堂上直。にわかに信じられない知らせを受けたのは、12日の昼すぎ。携帯電話で山田1軍マネジャーから、背番号「1」への変更が伝えられた。

 「最初は冗談だろうなって。『うそー』って感じでした。1年目も結果出していないのに…。難しいけど、それだけ期待されているんで、2年目は結果出したいです」。まさに青天のへきれきだった。「1」といえば、中日では福留の代名詞。堂上直も入団時に目標の選手に挙げていた。福留がメジャー移籍に一本化した時点で、空き番号になることは知っていたが、まさか自分が着けることになるとは…。9年間、名古屋で愛され続けてきたスターの背番号はズシリと重い。

 「福留さんが着けていたし、他の球団でも1番はすごい選手しか着けていないじゃないですか。僕も負けずに追いつきたいです。遊んでいるヒマはないですね」。1年目は1軍昇格なしだったが、将来、主軸を任せられるだけの才能、地元出身で父も兄も中日選手というスター性など、すべての面において、「1」は堂上直しか考えられなかった。ファン、球団、そして落合監督の期待が込められている。

 「背番号1といえば、自分が挙げられるようになれればいいですね」。破格の待遇でメジャーに迎えられた先代に、追いつけ、追い越せだ。
12 . December
中日にドラフト新入団する名城大・山内壮馬投手(22)、日立製作所・谷哲也遊撃手(22)、浦和学院高・赤坂和幸投手(18)、尾道商・樋口賢投手(18)の4選手が11日、ナゴヤ球場、ナゴヤドーム、中日合宿所「昇竜館」と3つの球団関連施設を見学した。ナゴヤ球場では早速、中日のトレーニングコーチ陣から、練習用ゴムチューブと筋力トレ用ノートを受け取った。ルーキーたちに、いきなりの“宿題”が出された。

 のんびりとナゴヤ球場を見学をしていた新人4選手に突然、集合がかかった。小走りで向かった先はトレーニング室。そこに三木、宮前両トレーニングコーチが、仁王立ちして待っていた。数分後、部屋から出てきた4人の手には、黄色いゴムチューブとA4ノートが。

 「ノート? トレーニング方法がびっしり書いてありました」とは大学生・社会人ドラフト1巡目指名の山内壮馬。これはトレーニングコーチ陣が作成し、竜の若手選手全員に配られている自主トレ用ノート。腹筋、背筋といった基礎的なものから、肩回りのチューブ・トレ、バランス系トレなど、あらゆるエクササイズが写真付きで紹介されている。球団が新人選手に課した冬休みの“宿題”だ。

 「プロがどんな練習をしているのか予備知識を持っていてほしいし、ウチは合同自主トレもキャンプもきついので、緊張感を持ってもらおうと思った」と三木コーチはニヤリ。体力強化を担当するコーチの愛情?がたっぷりと詰まったトレーニングメニューだ。

 まだ入団前の4人だが、毎年、入寮と同時に始まる新人合同自主トレで多くの新人が音をあげる。明らかに体重オーバーで来る選手も少なくない。致命的な出遅れをする前に…。

 「ウエートトレは苦手なんですけど、『体幹』を鍛えておきたい。自主トレもへばりついていきます」と山内壮馬が話したように、4人のルーキーは気を締めた様子だった。
02 . December
中日の堂上剛裕外野手(22)と、堂上直倫内野手(19)が岐阜県本巣市のヒマラヤモレラ岐阜店で1日、トークショーとサイン会に出演。父・照さん(56)=中日合宿所『昇竜館』館長=も特別ゲストで参加し、堂上直を一喝するなどして、会場を沸かした。また、多治見市では山井大介投手(29)と平田良介外野手(19)が、土岐市では浅尾拓也投手(23)が野球教室に参加した。

 やさしい父の顔が、厳しい館長の顔に一変した。「兄弟で違うところは?」。司会者の中日OB、木俣達彦さんからの質問に、照さんははっきり答えた。

 「(試合のない日でも)長男は遠征から(午前)11時に帰ってきて、屋内練習場で打っている。それに比べると、弟はまだプロ意識は足りないかな」。約200人が集まったファンの前で、二男を一喝。隣の堂上直は小さくなるしかなかった。

 今季はファームの4番を務め、ウエスタン・リーグで4本塁打。高卒ルーキーとしてはまずまずの1年に、父としてほめてあげたい。だが、『昇竜館』館長、そして中日の先輩としての目からすれば、物足りなかった。兄を見習え-。初のオフを迎える寮生へのメッセージだ。

 ドラフト6巡目で入団した堂上剛は、1軍のレギュラー争いに加わるまで成長した。要因はまぎれもなく練習量。それは今オフの決断からもうかがえる。チーム方針によれば、4年目を終えて、『昇竜館』を退寮する年だが、もう1年の“残留”を決めた。「僕にはまだまだ練習が足りない。寮にいればいつでも練習できるので、残らせてもらうことにしました」。1軍で活躍できるようになった今でも、まだまだ練習を欲している。

 ましてやファームの立場からすれば…。「ずっと2軍だった兄が1軍に上がったので、僕も上がれるよう一生懸命練習したい」と、堂上直。オフはウエートトレーニングを中心とした体力アップを掲げ、自主トレを開始している。「来年は2人で1軍」。これが兄弟で立てた誓い。兄の背中を追いながら、猛練習に励む。

(中日スポーツ)
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