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18 . September
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09 . November
<中日・SK>
 3年目を迎えたプロ野球のアジア王者決定戦「KONAMI CUP アジアシリーズ2007」が8日、東京ドームで開幕し、日本勢3連覇を目指す中日は初出場のSK(韓国)に3―6で完敗。投打ともに精彩を欠き、大会9試合目にして日本チームとして初黒星を喫した。第1試合は初出場の統一(台湾)が9―5でチャイナ(中国)に逆転勝ち。大会は4チーム総当たりの予選リーグを行い、上位2チームが11日の決勝に進む。

 【中日3―6SK】53年ぶりの日本一となった強さは最後まで見られなかった。「勝とうと思って最善を尽くしているが、勝負の世界だから」。落合監督は淡々と敗戦の弁を述べたが、3年目にして日本チーム初黒星の事実は消えない。

 「一番やってはいけないゲーム運びだったかな。一昨年の交流戦を思い出した。そんな展開でした」。打線は19歳のキム・グァンヒョンに7回途中まで3安打にひねられ、大会開幕前に指揮官が最も危ぐしていたミスも出た。

 日本シリーズ終了後に帰国したウッズの穴も響いた。0―0の4回1死二塁、李晋映(イ・ジンヨン)の二塁前への緩いゴロを名手・荒木が素手で拾い上げて送球。しかし、代役で一塁に入った新井がはじき、二塁走者の生還を許した。6回無死一塁でキム・ジェヒョンが右中間二塁打した場面も、中継した荒木の本塁送球を新井がジャンプしてはじいた。触らなければクロスプレー。2つのミスは、いずれも失点に直結した。「4回は普通のミス。6回は判断ミス」と新井はガックリ肩を落とした。

 それでも、落合監督に焦りはない。「選手には、われわれには分からん独特の雰囲気があった。初の国際大会。経験すれば変わると思う」。第2戦の統一(台湾)に勝てば決勝進出の可能性は残る。シーズン同様、敗戦の悔しさを勝利につなげられるか。初黒星は喫したが、日本代表としてアジア王者を逃すわけにはいかない。

(元記事::スポーツニッポン)
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01 . November
◇日本シリーズ第4戦 ○中日4-2日本ハム●

 先手先手と、落合監督が策を仕掛けた。その自らが積極的に動いた采配(さいはい)を、監督は言下に否定する。「大して動いていないよ。シーズン通りの野球。選手が普段通りのことを普段通りにやってくれただけ」。

 しかし、一歩でも先んじようとする「動」の姿勢は、初回の攻撃からも明らか。荒木が三塁内野安打で、井端が死球で出塁すると、シーズン8犠打の3番・森野が送りバント。ウッズの敵失での先制点、李炳圭の内野ゴロでの追加点を呼び込んだのは森野の犠打だ。
 粘り強く投げていた小笠原に関しても、見切りは早かった。五回2死からセギノールの左中間二塁打から満塁のピンチを招くと、スパッと鈴木にスイッチ。「小笠原は五回を投げ終えて、ベンチに戻れれば一番だったけれど、今求められるのはチームの勝ち星」。1勝へのこだわりを感じさせた。

 2本塁打が飛び出した第2戦やチーム7打数連続安打のシリーズ新記録を作った第3戦。しかし、落合監督に言わせれば、それは「うちらしからぬ試合」。だからこそ、手堅さとしぶとさを発揮する勝ち方を求めてもいた。
 「王手というだけで、まだ四つ勝ったわけではない」と言いながら、自信も見え隠れする。「明日のゲームも全員で集中して、一つのボールを追いかけたい。ここ(名古屋)で終わらせたい気持ちもある」。その先にあるのは、53年ぶりの日本一だ。

(元記事::毎日新聞)
31 . October
<日本シリーズ:中日9-1日本ハム>◇第3戦◇30日◇ナゴヤドーム

 オレ竜が日本シリーズ新記録で2連勝を飾った。中日は初回、日本ハム投手陣にシリーズ新の7打数連続安打を浴びせて9-1で大勝した。初回7得点もシリーズタイ記録だった。中村紀が5打数連続安打、不振の4番ウッズも目覚めの先制適時打を放つなど恐竜打線が爆発し、53年ぶりの日本一を地元名古屋で決めるべく一気に突き進む。

 札幌でつけた勢いが本拠地ナゴヤドームでいきなり爆発した。初回、1番荒木が死球で出塁すると、すかさず二盗を決めた。1死一、二塁から4番ウッズが強烈なゴロをセンター前へはじき返した。主砲のシリーズ初打点は待望の先制打。これが合図だった。
 1つの小さな波が、大きな波を呼ぶようにオレ竜打線の勢いは大きくなった。続く中村紀、李の連続タイムリーで武田勝をKOすると、もう止まらない。平田が左前へ、谷繁が中前へ、朝倉の犠打を挟んで荒木、井端の連打で一挙7点を奪い、2番手スウィーニーまでKOした。7打数連続安打はシリーズ史上初、初回7点はタイという記録ずくめの速攻で勝負を決めた。

 「選手がよく動いてくれている。こっちは流れを切らないように、選手の邪魔をしないようにベンチで見ているだけだ。シーズン中にはなかったことだな」。本拠地初戦を圧勝し、2勝1敗と勝ち越した落合監督は笑った。1点から2点、2点から3点へと重ねていく理想の流れ。これができずペナントレースでは何度も歯ぎしりした。特に後半戦は福留離脱が響いて“あと1点”が奪えない打線がV逸の最大の要因だった。

 「自由にのびのび」。今シリーズの落合監督は何度もこの言葉を使う。第2戦まで犠打は1つもなかった。この日の初回に朝倉が決めたのが初めて。勢いと流れがすべての短期決戦。送りバントより盗塁、エンドランを選択してきた。クライマックスシリーズから初回に先制が4試合もあり、そのすべてに勝っているのは偶然ではない。この日の初回、荒木の盗塁からの猛攻は短期決戦モードのオレ竜野球を象徴していた。

 その裏には昨年の苦い経験もある。犠打を多用する手堅い野球でリーグを制したオレ竜は日本シリーズ第1戦でも3つの送りバントを決めて先勝した。だが第2戦、バントを2つ失敗して敗れた。打線への影響を恐れて第3戦からは犠打から強攻策に切り替えたが、打線は最後まで停滞し、4連敗で日本一を逃がしていた。
 開幕戦黒星の後、連勝で勝ち越し。昨年とまったく逆の野球で、まったく逆の展開に持ち込んだ。きょう勝てば53年ぶり日本一へ王手がかかる。本拠地での歓喜の瞬間も見えてきた。「それはみんなが願っていること。でも、まずは明日のことを考えて野球します」。手応えを感じながらも感情をぐっと抑えて、今日の第4戦を見据えた。【鈴木忠平】


(元記事::日刊スポーツ)
29 . October
オレ竜が大勝で星を五分に! 2007年度プロ野球日本シリーズ第2戦が28日、札幌ドームで行われ、中日が北海道日本ハムを8対1と下した。中日は初回に先制すると、4回に3点、6回、7回に2点と小刻みに加点し、北海道日本ハムを突き放した。これで1勝1敗のタイとなり、第3戦(30日)から舞台をナゴヤドームに移す。

 中日が先制、中押し、ダメ押しと理想的な試合展開で、星を1勝1敗の五分に戻した。初回、先頭の荒木が初球のストレートを打ってセンター前ヒットを放つと、井端の初球にすかさず二塁へ盗塁。井端がライト前ヒットで無死一、三塁とすると、森野のセンター犠牲フライで1点を先制した。4回には日本ハム投手陣の制球難につけこみ、3連続四球で満塁のチャンスをつくると、中村紀のタイムリー二塁打で2点を追加。さらに、2四球を選んで押し出しの1点を加えた。6回には李炳圭の2ランで中押し点を挙げると、7回には森野の2ランでダメ押しした。
 投げては、先発・中田が8回1失点。球威あるストレートとスライダーを軸に、失点はセギノールのソロ本塁打のみ。心配されたコントロールも安定し、2四死球に抑えた。

 日本ハムは打線に元気がなかった。3回まで無安打。4回にセギノールのソロ本塁打で初安打を記録したが、5回以降は森本のショート内野安打、工藤のセンター二塁打、高橋の左中間を破る二塁打と3本しかヒットが打てなかった。チャンスらしいチャンスがなく、シーズンで見せた多彩な攻撃を仕掛けることができなかった。これで日本シリーズ2試合でわずか6安打。4番・セギノールが2試合で2本塁打と長打力を見せているだけに、6打数無安打と精彩を欠く3番・稲葉の復調がチーム浮上のカギを握る。
 先発のグリンは立ち上がりに1点を失ったものの、2回以降はまずまずの投球。ただ、4回に際どいコースがことごとくボール判定となり、一挙に崩れてしまった。後を受けた中継ぎ陣も広い札幌ドームで2発のホームランを食らうなど、中日打線の勢いを止められなかった。


(元記事::スポーツナビ)
28 . October
◇日本シリーズ第1戦 ○日本ハム3-1中日●

 悔やんでも悔やみきれない失投になった。中日のエース・川上にとっては一回、4番・セギノールへ投じた一球がそれだ。

 一回に早々とピンチを招いた。1死一、二塁でセギノールを迎える。2球で追い込んだ。3球目は「バランスを崩してシュート回転して入っていた」と川上。内角に構えていた谷繁のミットとは逆に真ん中高目へ。致命的なコントロールミスを犯した144キロ。先制3ランを右中間スタンドに放り込まれた。昨年の第5戦で六回に勝ち越し2ランを右翼席に運ばれた相手に、また一発を浴びた。打球の行方をぼう然と見つめるしかなかった。

 立ち上がりは慎重になりすぎた。今季セ・リーグで規定投球回数に達した12投手の中で与四球23は最少の川上が、先頭の森本にボールを先行させて四球。足場をいつも以上に気にして落ち着きがなかった。送りバントの後の首位打者・稲葉にはカウント2ストライクからの3球目がボールと判定。捕手・谷繁も球審の顔を見つめたほどの際どいボール。そこから四球を与えてしまった。

 2四球と本塁打で3失点。「自分のことだけ考えたい」と若きエースとの再戦に興味を示さなかった川上だったが、相手を意識しすぎたあまり、自慢の制球を乱した。その後は立ち直って8回を完投した。ゲーム最少被安打2で初の敗戦投手となった川上は「次ですね」と前を向いた。【武藤佳正】

(元記事::毎日新聞)
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