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20 . September
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14 . October
 ◆セCS第1S・第1戦 中日7─0阪神(13日・ナゴヤドーム) 

セ・リーグもクライマックスシリーズ(第1ステージ)がスタート。レギュラーシーズン2位の中日が3位・阪神に大勝。第2ステージ進出に王手をかけた。先発・川上が6回1死まで完全投球。7回を投げて被安打2、9奪三振、無失点の力投を見せると、打線は初回にウッズが2ラン、6回には森野が3ランを放つなど投打の主役が働いた。きょう14日の第2戦に勝つか、引き分ければ、18日からの巨人との第2ステージに進む。

 勝利を見届けた川上は、ナインをベンチ前で出迎え、最後に落合監督と固い握手を交わした。「いい投球ができた。初戦を勝つという重要な目的があったので」“超”短期決戦の初戦を制し、初めて笑顔を見せた。

 闘志を前面に出した。何度もほえ、拳を握りしめて味方を鼓舞した。初回先頭の鳥谷を空振り三振に取り、いきなりガッツポーズ。6回1死から関本に左前安打を許し、完全試合の望みは断たれたが、決して集中力は切らさなかった。「コントロールが良かった? 全体にいい方だった」7回2安打無失点。二塁を踏ませない完ぺきな内容の91球だった。

 “開幕戦”に向け、体と心の調整した。「本当に(先発は)言われてない。中田と書いてある新聞もあったので中田に聞きましたもん。(この日は)多少、知り合いを招待していたけど、第2戦は招待していなかったので…」首脳陣から打診はなくとも、前日(12日)のミーティングで先発をうすうす予感していた。実際に知ったのはこの日の練習中だったが、3年連続で開幕投手を務め、2度の日本シリーズともに初戦を任された自負から先発するつもりだった。

 9月6日の巨人戦(ナゴヤドーム)から、走者がいなくともセットポジションで投球する。この日はクイックも織り交ぜた。「狙い球を絞られてもフォームでずらす感じ」力勝負で打者を牛耳る理想を追い求めず、今できることを必死で模索した結果の快投だった。

 エースの奮闘が、1954年の日本シリーズ第7戦の杉下茂氏以来、チームで53年ぶりのポストシーズン完封ゲームを演出した。それでも落合監督は「今日で終わりじゃない。明日に気持ちは切り替えた」と気持ちを引き締めた。その言葉とは裏腹に、勢いに乗った落合竜が、このまま一気にトラを制圧する。

 ◆セ初CS大盛況 今季最多の観衆 セ・リーグ初のクライマックスシリーズ第1戦は大盛況となった。この日のナゴヤドームは全席指定にもかかわらず、午後4時の開門を待ちきれないファン851人が開門待ち。観衆は3万8385人と今季最多だった5月3日の巨人戦(3万8258人)を上回った。報道陣も日本シリーズ並みに駆け付け、大入り袋も、通常の280袋から100袋増やしたにもかかわらず「足りなかった」と、球団関係者は驚いていた。

(元記事::スポーツ報知)
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05 . October
【中日3―2広島】
開幕直前のテレビ番組で、2年連続のリーグ優勝を果たせなかった場合に丸刈りにすることを家族と約束していた落合監督が頭を丸めて登場した。
本拠地最終戦をサヨナラ勝ちした試合後はグラウンドでファンにあいさつ。リーグ連覇を逃したことに「ファンも悔しいと思うが、われわれも悔しい」として「まだ日本シリーズを戦うチャンスが残されている。髪の毛は伸びてくるけど、今シーズンは戻ってこない。失うものはない。全身全霊をかけて戦っていくだけ」と
クライマックスシリーズからの巻き返しを誓った。

(元記事::スポーツニッポン)
27 . September
◆巨人8-4中日(26日・東京ドーム)
 最後まで前を向き続けた。首位・巨人と2ゲーム差になっても落合監督は柔和な笑みすらたたえていた。「ちょうどいいんじゃないの。7試合で(マジックは)7つ。そういう状況の方がかえっていい」もう負けられない戦いが続くが、それを楽しむかのようにオレ節をさく裂させた。

 “神話”が崩壊した。まさかの逆転負けだった。1点をリードした初回1死一、三塁で森野が右翼スタンドへ16号3ラン。今季3ランが出れば7連勝だった“ミスター3ラン”の一発などで4点のリードを奪ったが、追加点が奪えなかった。2回から5回まで得点圏に走者を置きながら遠かった5点目。巨人に反撃を許すきっかけを与えた。「今年を象徴するようなゲーム」あと1本が出ない悪癖が大一番で顔を出しては、指揮官もお手上げだった。

 数字上は厳しくなった球団初の連覇。だが、可能性はゼロではない。残り7試合でマジック7。巨人が残り2試合で連勝するとすれば、1試合も負けられないが、下を向くナインはひとりもいなかった。「全部勝たないとダメなんだからそのつもりでやる」と森野が言えば主砲・ウッズも「最後までセ・リーグのチャンピオンとして戦いたい」と反攻を誓った。落合竜が王者の底力を見せるのは、これからだ。

(スポーツ報知)
27 . September
<巨人7-3中日>◇25日◇東京ドーム

 わずか1日での首位陥落。中日山本昌は天王山第2ラウンドを落とした責任を背負った。「はっ~…」。質問にも首をかしげ、ため息をつくばかり。4回5失点で10敗目。5月13日を最後に12試合連続勝ち星なしの7連敗。帰りのバスまで下を向いたままだった。
 ベテランらしからぬミスが始まりだった。1-1に追いついた4回無死一、二塁。巨人二岡のバントを捕球したが、一塁へ悪送球。自らの失策で勝ち越し点を与えた。続く阿部には決め球スクリューボールを右翼席へ運ばれ3ラン。4点差となり勝負は決まった。
 一塁への送球は慎重になったのか? の質問に「そうなんだけど。あんなボール投げたらいかんわな…」。4カ月間、勝利の女神から見放された42歳は天王山の重圧にのみ込まれた。今季最後の先発機会をものにできず2勝10敗。200勝挑戦のシーズンが屈辱の数字で幕を閉じた。落合監督も「結局1年間立ち直れなかったな。あいつ、こういうシーズンは初めてだろ。オフには若いやつと一緒に練習してもらうか! まあいい勉強になっただろう。それをプラスにするか、マイナスにするかはこのオフ次第」と首をかしげた。
 中日は26日の第3戦を落とせば窮地に立つ。残り2試合を休養十分で臨む巨人が連勝すれば、中日は27日以降の残り7戦全勝しか勝率で上回れない。球団初の連覇へ、オレ竜が第3戦で大一番を迎える。

(日刊スポーツ)
25 . September
 日本一へと続く夢の懸け橋が頭上に浮かんだ。虹色に輝くレインボーブリッジ。心臓破りの急坂で、落合竜が頭ひとつ抜きんでた。待望の優勝マジック「7」。球団史上初のリーグ連覇が見えた。25日の巨人戦で、オレ竜軍団が泥臭さ全開で首位奪取だ。
 絶妙なコラボが風を運んだ。初回、無死一塁。井端が走った。荒木は右目でスタートと内野の動きをとらえ、無人の三遊間へ打球を動かした。一、三塁。三振と四球を挟んで森野が右前に先制の2点適時打。1、2番の呼吸が激しい波を生んだ。
 派手さ、豪快さとは対極を描く落合野球。堅実さと地味な色に加え、高校野球さながらの一球入魂の精神が白星に直結した。五回、二死一塁からウッズが来日初のヘッドスライディングで二盗。七回には、二死三塁から、井端が二塁内野安打で頭から滑り込んだ。
 「大事な落とせない試合だから、勝手に自然と出ちゃいました」と井端。慢性化した右肩痛。試合前には痛み止めの注射を打つ。激闘を終えた夜には、ベッドでのた打ち回るほどの激痛が走る。井端の勝利を欲したプレーが、巨人の反撃を封じた。
 落合監督はウソをついた。「オレは何にもしてないよ。選手が自然に去年までの戦い方を思い出したんだろ。マジック?あってないようなもんだ。ついたり消えたりするから、マジックって言うんだ」。天王山の大事な初戦。指示通りに動いた兵の力を持ち上げた心憎さ。もぎ取った1勝の重みを物語る。
 今季11度目の奪首。視界の先に真っ白なゴールテープが揺れている。まだ、おぼろげに映る光景をもう、消しはしない。残り9試合。一気に駆け上がる。

(デイリースポーツ)
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